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「Arduino UNO」で、GRBLコントローラアプリケーションを試す その3

アプリの準備が整ったところで「jwwcad」のデータから、早速「NC」データの作成にとりかかる。

「NCVC」のヘルプから、データ生成に必要な項目のみ設定する事に。
あくまで「GRBL」のコントロール・アプリケーションでシミュレートできる事が目的。

【jwwcadでの注意事項】
・・と言っても2つだけ。

1..原点を設定するレイヤーに「NCVC」で設定した名前を付ける。
2..図面を書くレイヤーに「NCVC」で設定した名前を付ける。

【最初に「jwwcad」の、2つのレイヤー名を設定しておく】
※少なくともトレース(切削)対象になる図面レイヤーだけでも名前を設定しておく必要がある。


【今回使う、猫戸のモッコを三つ葉でデザインした図面。すでに書き込みレイヤーとして2に移動してある】

サイズと尺度設定が終了したら、そのまま「jww」の属性で図面を保存。


【「NCVC」を起動して「開く」メニューから「jww」データ読み込む】
読み込んだ直後の画面。





ここで「NCVC」の設定を2つだけ。
「オプション」→「CADデータの読み込み設定」から、先に触れた、原点レイヤー名と、切削レイヤー名を設定しておく。
ここでは原点レイヤーに「ORIGIN」、切削レイヤーに「CAM」としてレイヤー名を設定した。


次に、
「オプション」→「切削パラメータの設定」から、NC生成オプションの設定。
まだアプリの詳しい使い方が分からないので、Z軸のアクションと原点の一部だけを変更してみた。


実際の設定については以下のように、ヘルプに詳しく記載されている。

ここで重要なのが切削原点(G92)のZ値とR点,切り込みパラメータの3つです.

図6 は工作機械を正面から見た図, 上下にZ 軸, 左右にX 軸です. ワークをセットしたあと, ワーク平面を基準にZ センサー等でZ 軸の位置決めを行います.
これを切削原点(G92)のZ値とします.Zセンサーの厚みが100mm なら100 と入力です.
センサーでの調整後, 好みの位置に移動させてもかまいません.
無論そのときは移動した座標値を入力して下さい.

次に切り込みですが, イメージ通り. ワークに何ミリ切り込むかという設定です.
最後にR点ですが,これは次のシマ,この例図5 加工条件の設定で言うと「N」を削って「C」に移動するときのZ値を指定します.Z軸の初期位置(原点)で移動してもかまわないのですが,初期位置は高く設定する傾向があるため,効率よく移動できる下限値と考えて下さい.
この設定ではワーク平面上空1mm の所で刃物が次のシマへ高速移動します.



設定が終了したら「ファイル」→「NCデータの生成」と進み、「標準生成」をクリック。
生成したデータの保存先と、NCデータの属性を指定したら一連の作業は完了する。



すべて"おまかせ"の全自動だが、これで本当にNCデータが生成できてしまうのはすごい!。


「NC生成後に開く」にチェックが入っていると、データ生成後、即座に結果を確認することが出来、下ような画面に切り替わる。


・・次はいよいよコントロール・アプリで「UNO」を使った「GRBL」シミュレーションの予定。


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