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01/10(水)
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最後に引いてしまった!

フレーム本体の組み立てを終え、少しの掛かりも無いほど微調整。
「X,Y,Z」各軸の動きも実にスムーズ。
水平、垂直のレベルは手持ちのノギスとスコヤーで調整。

ヒートベッドを取り付けたら、硼珪酸ガラスをセットし、フレーム本体の各パーツに配線し「コントローラ」を起動するのみとなった。

・・と、最後のヒート・ベッドをパッケージから取り出すと、ひどい汚れと深い傷。(写真)
直感なのか、六感なのか、この時点でもうイヤな予感しかしない。

どれほど磨いても取れない深い傷と重ね痕。(中古じゃないよね?)


ベッドに取り付けると、どの位置からも3点しかレベルが取れないほど最悪の状態。
硼珪酸ガラスをクリップでセットするとガラスが歪むほどの反り。
平滑度が重要な3Dプリンターでは0.5ミリの反りでも返品レベル。 しかも取り付け穴位置が100✕230の特殊な(メーカーオリジナル)サイズ。
※ レベル調整時に必ずどれかのネジが浮いてしまう。


すっかりやる気が失せ、落ち込んだ精神が癒えるまで放置する事にした。 メイド・インジャパンで無くとも、大きな心で待ち受けていたつもりが最後に撃沈。
(この過程で返品交換する気力も無いが)

お粗末な明日が待つ結果となった。
どこからか、誰かの笑い声が聞こえる。


3Dプリンター製作・途中経過

個人的改造はメーカーの一切の保証を受けられなくなる可能性があるので自己責任で行ってください。
先に、既定のマニュアルに沿ってすべてを組み立て、部品の不足や本体、コントロールボックスに異常が無いことを確認した後、改造する事をお勧めします。

個別の事例だと思いますが、本製品は大小4本ものネジが不足しており、手持ちのネジで代用しました。
(予備で余ることがあっても、キットでのパーツ不足はかなり異常な事態だと言えます。)
フィラメントセンサーも取り付けネジが1本しか入っておらず、ホームセンターで代替品を購入するまでお預け状態となっています。
先に入念なパーツチェックが必要です。



色々不満な点が出てきたので、迷わず変更。
軸がグラグラしても影響ないので、"回転を担保して下さい"と言われても納得出来ない!

車だと、タイヤが多少グラついても暫くは走行出来ます。・・とか、柱が多少グラついても他の柱があるのですぐには倒壊しません。(極端!)に等しい。
・・まぁ、これは冗談。

これだけ摩擦係数の高い部品で、長時間プリントすれば精神疲労の方が先になりそうだ。

ベアリングの内径に合わせてスチールガイドをドリルでオーバーホール。
その後、ガイド無しでも全幅をカバー出来るよう、ベアリングをダブルで取り付ける予定。



スチールベアリングに取り替えると"ガッチリ"固定しても回転に影響しない。(ひとハジキ、数回転の滑らかさ!)
ダブルに取り付ける事でガイドの必要性も無くなる。


テンション側の正面から。ベルト帯域をカバー!


不足が原因で作業が止まってしまうのが不安なタイプ。
自作の際に過剰に購入してデッドストックとなっていたベアリグ群。


どれも同じような、見慣れたフレーム本体。


Xキャリッジの取り付け


Z軸は左右のリードスクリューをタイミングベルトで繋ぎ1モーターで駆動するタイプ。
テンション用のベアリグ歯車はXキャリッジと同じくグラつく程度の取り付けでないと回転しない。
次のバージョンアップで改善してほしい。
金属製のつば付きベアリグに変更。

※ネジを締めると"アイドラー"が回転しなくなるのは両脇に挟むスペーサーの経が大きく、回転本体に触れてしまう事により発生している。




雑用が多いのでまた次に続く・・。


製作開始

プリンターキットの箱を横目に、存在が気になってしょうがない。
ついに重い(痛い)腰を上げることにした。
手の届く範囲で工作開始。

プリントしたパーツリストとマニュアルを念入りにチェック。
すべてのパーツを個別にセットしたパッケージは、部品漏れのチェックが容易なうえ、組み立て作業時の効率化にも貢献する。
上市までの工夫がうかがえる。

ネジ類は分類された袋分ほどのタッパーを用意し("ラッキョウ"と"タクアン"は一時追放!)それぞれに移す。
数は過不足無しのきっちりしか入っておらず、無くさないよう注意が必要だ。 ナット1つの予備も入っていない。
手元が狂って転がしでもしようものなら、そりゃもう・・。

長さ違いの誤用を防止するため、ミニスケールと取り出し用のピンセットを用意。


組み立て前のチェックが終わり、ネジが一本不足している事が判明。
手持ちのネジをカットして代用する事にした。
万一このような事態に直面すると、持ち合わせのない人は焦るかもしれない。



色々"あれ"なところもあるが、パーツ集めの手間や、製作時の苦悩を考えたら買ったほうが断然安い!

X軸のアイドラーはプラのベアリング構造。
指定の取り付け方法では支持が弱く、滑らかに回転しない。
今回は3ミリのワッシャーを取り付け、軸を安定化した。(滑らかな回転を確保すると結構、グラつく)

コーヒーでも飲みつつ、また次回。





プリンター到着するも・・

予定通り届いた3Dプリンターだったが、天候不良の影響を受けてか、首と腰のひどい痛みに見舞われ、撮影のみ。





残念な事に「Firmware」の付属無し。
USBを接続してドライバーを先にインストール。

ボード端子


ヒートベッドがABSに対応していないため、後々改造が必要になりそうだ。



■ 今回「amazon」で購入したプリンター

xmalion CoreI3 3Dプリンター DIY組み立てキット オートレベリング & フィラメント切れ検出機能付

フィラメント端材処理

暮の整理に間に合わなかった、フィラメントの端材処理。

いずれもスプールに巻かれた状態で数メートルの長さしか残ってなく、選択できる活用法がこれしか思いつかなかった。 かれこれ10巻はある。



小物だと結構な数がプリントできる。


まだ残り、緑、赤、黄色、白、オレンジ、青、黒、等々
先が長いな・・。

明日は、妻の提案で購入する事になった、"自作3Dプリンター"と"メーカー製品"との性能比較のための3Dプリンターが届く予定。


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