集成材などで見かける「フィンガージョイント」と呼ばれる継ぎ手構造。
実物は、二十数年前に福岡県大川市の家具工場を見学した時に拝見した。
接合面積をかせげ、強度の出る継ぎ手構造である。
当時の説明によると、家具の木取りが終わった後に出る商品にならない、短い端材を繋ぎあわせ、再利用するために用いられたそうだ。
同じく継ぎ手方法の一つであるスカーフジョイント。
建築で用いる事は無いそうだが、家具についてもあまり見かける事は無い。
きざみ継ぎ
引き出しや箱の工作物でよく見る構造。
三枚組み継ぎを拡張した構造で7枚、またはそれ以上の奇数で加工される。あられ継ぎや、石畳継ぎとも呼ばれる。
蟻組継ぎと比べて直線的でスッキリとしている。
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