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少し覗いてみた

またも誤解を招きそうなタイトルだが、止まったままの3Dプリンター。

もう自作する年齢では無いらしい。
脱力したまま何もせず一日を過ごす訳にはいかないので、Amazonで販売している「HICTOP Reprap Prusa i3 3D プリンターキット(3dp-08bk)」のFirmwareを覗いてみた。
今後、自作したくないときの自作機候補である。

Prusaと言えば、お墨付きの性能と安定性を誇るプリンターで知られ、不足は無い。
また、ある不足は無い不足にすれば良いだけの話。(ややこしいが!)

■ Amazonへのリンク


驚いた事一点目。
自作機と同じFirmware「Merlin 1.1.0 xx」だった。

驚いたこと二点目。
日本語に対応していた。(Firmwareが同じなので当然)
僅か1行を書き換えるだけ!

その他、
オートレベルなど、僅かな時間で追加設定できる。
※下は、オートベッドレベリングに変更した場合、
G29実行時の、"F12000" は、用心深いビビリ屋にとってさすがに怖い気がする。(Motorに充分なトルクがあるので大丈夫?)

Firmware内の、参照コード
"G1 Z10 F12000\nG1 X15 Y330\nG1 Z0.5\nG1 Z10"

これだともう作っている場合ではない。
楽して早く目的に結びつけた方が良い。


非接触センサー配線

前回のプローブ取り付けで難儀したため、今回は家に余っていた蛇の目基板を利用して、配線。

※下の回路は、手持ちセンサーの実測値に基づき調整したもので(5V動作)、絶対に真似をしないように!





電源を入れて、ドライバーをセンサーに近づけ動作確認。
検出距離は5ミリ程度なので、充分な感度。



動作に一歩近づいた。
(現段階でFirmware進捗ゼロ)


ちょっと疑わしいが・・?? 「BACKLASH」対策動画

YouTubeで紹介されていた「Prusa i3 3D Printer」のバックラッシュに関する動画。



3Dプリンターでプリントした後の「バックラッシュ」によって引き起こされたリップル痕は誰しも気になるところだが、Z軸にアダプター形式で装着するタイプのものに、動画で解説するほどの対策効果がうまれるかは疑問。

むしろ移動距離が大きく極端な正転と逆転を繰り返すX軸やY軸の方が深刻のように思える。

個人的に所持するプリンターでの比較になるが、小さいモデル専用の1号機と、その倍近くのプリントエリアを持つ2号機に於いてはリップル痕の差が顕著に現れる。
特にヒートベッドなどを搭載するY軸方向では、耐熱ガラスや厚みのあるアルミ板を用いる場合が多く、重量に比例した慣性の法則に大きく左右されてしまう。

・・などと疑問を呈しつつ、Z軸のバックラッシュ対策パーツを真面目に"SketchUp"してみた。(笑)



※ モデルはバックラッシュ対策一体型で、上下ダブルナットの間に7ミリ直径のスプリングを挟んで利用する想定。

ベルト駆動タイプのY軸対策では、「Firmware」による、「MAX_ACCELERATION」の設定値で調整した方が効果的かもしれない。
添付ファイル 添付ファイル


元気が出る画像!

誤解を与えるタイトルになったが、前回の「Firmware」との関連。

■現在利用している「Merlin」のバージョン

最新のバーション「1.1.3」まで、どれほど内容が変更されたか、release notesを見てみる。
https://github.com/MarlinFirmware/Marlin/releases
さすがに、これだけの内容を見せられると変更せざるを得ない。

・・が、ソースが大げさな割に、動作関連のパーツは下の写真程度。
これに、Z軸昇降用の定尺ボルトが加わるくらい。
 

シンプルな画像が思い腰を上げる事に貢献した。


「Marlin」 数だけ見ると・・

ハードウェアの構成を変えるたび悩むのがニューバージョンの「Firmware」を使うかどうか。

下の画像は最新バーションの、「Marlin」のファイル一覧だが、弄るのはハードウェアの構成を変えた、該当する一部のファイルだけ。
それにしてもここまで膨らんだファイルの数だけ見ると尻込みしてしまう。



目下検討中。

添付ファイルは、ソース変更の大半を占める「Configuration.h」のスクロール動画。
"暇な人はどうぞ!" って、いないか。
添付ファイル 添付ファイル


「きのこ」 再び

数種類の色のフィラメントが残っているうちにと、「Kinoko」再び。
https://www.thingiverse.com/thing:930147

少し明るい「白」を基調にしてみたらケーキのように仕上がってしまった。

【購入した熱収縮チューブを試してみたくて早速配線】



【ケーキ・・じゃなく、きのこ完成!】


本日、関西に向けて出荷された。(笑)


帰ってきた「idbox」

久しぶりの対面。

「自作3Dプリンター」の足掛かりとなったDeAGOSTINIの、「idbox」が帰ってきた。
・・と言っても、自分のものではなく、調整のため持ち込まれたもので、現在でもプリント出来ない訳ではない。



毎回のキャリブレーションが面倒そうなので、すべての部品を取り外し、ガントリータイプに作り変える事を提案。

幸い、使用されているボードも汎用性の高い「Mega2560」+「RAMPS1.4」の構成。
この後すべてが分解され、オール・アルミフレーム、オートレベル、ヒートベッド付きに変更される予定。(未定)



ついでに無理を言って、笠沙まで取りに帰ってもらった本人自信作の「球磨焼酎」。



蒸留についての説明を受けるも"ゲコに念仏"で、さっぱり??。
これまで色々な「黒瀬杜氏」の味も堪能させてもらったが、酔うほどに美味しい!・・そんなイメージだけを植え付けられてしまった。(笑)
今回、2本しか残ってない本人保存用の貴重品。
・・なので、二人分の贈答用に。(頼んだ本人は飲めない)
次の焼酎を作るまで「idbox」は質扱いだな。


3D・脱力対処法

茫然としている時、自失を最小限に食い止める個人策。

何もしないよりマシ。
(1) 思考のいらない、○と□だけで済むモデルを作成。



(2) 3Dでプリントアウト。



(3) 指先で二三度ひっくり返すと、イライラ解消ツールとして使える。



何やってんだか!。
ハマると余計に抜け出せなくなる。
添付ファイル 添付ファイル


パーツ到着・・。

パーツが届き、物は揃ったが気が揃わない・・。

深夜突然の豪雨と突風。
地響きのような音に外を確認すると西側の日除けが、アルミフレームの骨格をを固定していたブロックやレンガもろとも吹き飛んばされていた!(と言うより、引きづられた?)
幸い、崩れたアルミフレームを車が受け止める形で引っかかっていたため、ボンネットに凹みや傷が入るも、隣人へ迷惑をかける事が無かったので一安心。

雨樋を受ける金具は曲がり、連結部分も外れてしまったため滝のように落ちる雨の威力に、犬走りのコンクリートに穴があくのではないかとちょっと心配に。
去年の台風の恐怖が蘇った。
明日また豪雨の予報。
その前に脚立に上らなければならない作業が増えた。

そんなこんなで、深夜1時近くの後始末にぐったり。
・・よって、プリンター最後の仕上げは体力の回復を待ってとりかかる事に。

【届いた配線用のパーツとパワーサプライ】



元の場所へ

配線以外の組み立てが完成し、作業場(たたみ)から、元の窓際へ移動。
後は構造変更に伴う小物パーツを再設計し、取り付け予定。



新しく購入した、静電容量近接センサスイッチ(PNPタイプ)は今回見送り。
前回購入した金属検知式のセンサー(NPNタイプ)を使用する事に。

完成は近いが、ヒートベッドが加わった事で、パワーサプライが容量不足になるため、倍容量のものを追加注文し、到着待ち。

今回の再製作で唯一の誤算は、リミッターの取り付け代や、アプローチセンサーの取り付け代によるプリントエリアの減少。
X軸のプリントエリアにおいては幅25ミリも減少してしまった。
個人製作は、設計も計画も自由奔放な分、詰めの甘さがもろ出しとなってしまう。


今日はここまで。

気が向いた時だけ対面。


"3Dプリンターの製作で一番難しいところは?"
と、問われれば、迷わず "ステンレスの丸棒切り!" と答える。
今日まで6本のカットを済ませ、本体に取り付け。

繰り返しの調整は避けたいので、この時点で僅かな力で "スルスル" 動くように調整。

ベアリングをダブルでセットするパーツは、僅かなネジ締めのアンバランスが極端に動作を悪くする。


勝負あり! 「ノコ刃 VS ステンレス」

「6φステンレス丸棒」 対 「ノコ刃」の硬さ勝負。

切断に挑むのは新しく購入した、金ピカのジグソー刃(しかも、安心の5枚セット。)


いざ、勝負開始のスイッチ "ON!"
力強い音とともに、楽して・・? ん・・?
楽・・ が、やがて苦に転換。
いつまで経ってもなかなか切れない!
電源を一度止めて、ノコ刃を確認すると、完全に丸まって敗北状態。
仕方なく手切りノコを取り出し、続きを切断。

【手で刃先を触るとツルツル状態】

楽したい魂胆を天に見透かされた。

ジグソーの後、手切りノコで切ったため段差が・・。
この後ヤスリでこすって平らに仕上げた。(これがまた大変。)


先が思いやられる暗い結果となった。


1号機、期待を込めた最後の改造

先日までの涼しさが嘘のような夏日。
これからの季節は集落の清掃、草刈り・・等々、足腰の痛みと戦う者にとって辛い行事が目白押し。

気を取り直して、
改造が終わったばかりの1号機だったが、日々暑さが増していく中、これ以上の改造を繰り返さずに済むよう、最後?(・・になればいいな!)の改造に取り掛かった。
最後と言うからには、ヒートベッドとオートレベル機能も付加。

前回の改造後にプリントしたのは、0.6ミリの極薄コーナーパーツ8個のみ。
ABSで発生しやすい反りと、毎回行うレベル調整の面倒からは開放されたい。


事前に改造部品を準備(再設計)し、作業開始。
今回はサイズ変更に伴い、すべて分解し、アルミ・フレームの入れ替えから。


休み休みの作業で、今日はここまで。
ヒートベッドのベースが入るか確認。
設計通り、210×210のベッドが余裕で利用出来そうだ。
今回の難関は、6本ものステンレス丸棒の切断だが、ジグソーを使う予定。
長さに精度が必要な部分はヤスリで削り落として調整する。



プリントテスト

湿度は高いが、ここ最近かなり涼しい。

今のうちにと、修理後二回目のテストプリント。
対象は、魚の骨と、クッキーの型抜き。
やらない訳には行かず、プリント後のモデルは貰い手もいる事から無駄にはならない。

ベアリング、スクリュー、スクリューナット、マウンター・・等々、Z軸上のほぼ全てのパーツを付け替えた効果だと思われるが、以前のモデルと比べて、Z軸の揃いが明らかに綺麗になった。

同じフィラメントを使い、シェルが極端に薄いモデルでプリント比較


プリント後、特にZ軸の乱れが激減。


プリントが出来る状態に戻ったため、またも1号機が"なおざり"になる可能性が。
気持ちは早く終わらせ、プリンターを本来のツールとしての存在に戻したい。


プリント再開

2号機修理完了。

むき出しのボードをケース内に収めるも配線のきたなさは相変わらず。
すべてのケーブルを必要最小限にカットしない限り、見た目の改善は無い。

強度が上がった分、ファンの音以外プリント中の音が殆ど聞こえなくなった。
精度がどうかはノズル痕が消えるわけではないので、以前のものと見分けが付かない。



・・あと1台。
もう、飽きたし、疲れた。


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