ベッド・レベリングの重要性
写真を見て一目瞭然。
【左はベッドから剥離し、ホッとエンドのノズルに大きく振り回されていた鉢受け】
左右並べて撮ってはいるが、どちらもプリンターのベッドの同じ位置、同じ温度、同じフィラメントでプリントしたもの。
(ベッド50度、ホットエンド218度、材質PLA、サポート無し)
直径10センチに満たない鉢の受け皿( Thingiverse:モチーフはバラ?)だが、プリント時間が2時間近くかかるため目を話した隙に起こった事故。
プリントとは関係ないが、去年の夏に買ったまま植え替えを忘れ、"カピカピ"に枯れた「POT」に水をやってみた・・結果、 一週間足らずで徐々に復活し、花が咲いた!
【プリントするきっかけをくれたポットの花】
同じ条件のプリントなら、たまたま"タイミング"で上手くいく場合もある。・・が、今回はハッキリと違いが出る根拠があった。
モデルをプリントする際、貼り付きを良くする幾つかの方法がある。
個人的にベッド全面に貼り付ける 「ビルドタック」や、 「プラットフォームシート」などを利用しているが、この 「プラットフォームシート」は貼り付きの良さとは裏腹に、耐熱ガラスに貼った状態でも均一では無く、気泡無しで貼っても実測最大0.1ミリのムラ!が確認された。
キャリブレーションで吸収出来ないベッドのムラをどう克服するかは、人それぞれだが、割と多く目にするのが「オート・ベッド・レベリング」と言う手法。
前々から興味はあったが、Zプローブも追加のパーツも不要な、既存の「Z_MIN」リミッターを兼用してレベリングする簡易な方法があり、今回の鉢受けのプリントは、それを使う事で上手くプリントする事が出来た。
【Merlinの、Configuration.hにあるMesh Bed Leveling】
今回使ったのはこの部分だけ!
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//=============== Mesh Bed Leveling===================
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//#define MESH_BED_LEVELING // Enable mesh bed leveling.
#define MESH_BED_LEVELING
#if ENABLED(MESH_BED_LEVELING)
#define MESH_MIN_X 10
#define MESH_MAX_X (X_MAX_POS - (MESH_MIN_X))
#define MESH_MIN_Y 20
#define MESH_MAX_Y (Y_MAX_POS - (MESH_MIN_Y))
#define MESH_NUM_X_POINTS 3 // Don't use more than 7 points per axis, implementation limited.
#define MESH_NUM_Y_POINTS 3
#define MESH_HOME_SEARCH_Z 4 // Z after Home, bed somewhere below but above 0.0.
//#define MANUAL_BED_LEVELING // Add display menu option for bed leveling.
#define MANUAL_BED_LEVELING
#if ENABLED(MANUAL_BED_LEVELING)
#define MBL_Z_STEP 0.025 // Step size while manually probing Z axis.
#endif // MANUAL_BED_LEVELING
#endif // MESH_BED_LEVELING
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※設定は個人の環境に合わせたもの。
実際のプリントの様子は次回に続く。
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