前に、「STL」データのエラー検出ソフトとして「MiniMagics」を取り上げた事があるが、「netfabb Basic」の場合、データのエラー検出以外に以下に掲げる内容でエラーを修復する機能を有している。
更に、「MiniMagics」と異なり、完全に分離したシェルの処理も出来てしまう。
「netfabb Basic」の最新版なら「Settings(設定)」の項目から「Settings(詳細設定)」にある「Language(言語)」を「日本語(Pro)」に切り替え、設定を保存しておくと使いやすい。
※表示は、日本語(Pro)となっているが、問題なく使える。
ただし、データを修正した後、保存する時に "リネーム" しないと保存出来なくなるなど、いくつかの注意が必要となる。
修復に際し、"デフォルト修復" と "単純な修復" の2つのパターンが選択でき、違いは以下の内容となっている。
【デフォルト修復の場合】
三角形を縫合
小さい穴を閉じる
重複した三角形を削除
反転した三角形を修正
小さい穴を閉じる
三角形を縫合
反転した三角形を修正
全ての穴を閉じる
微小シェルを削除
※"三角形を縫合" と、"反転した三角形を修正" の2項目が重複しているが、内容の違いについては不明。
【単純な修復の場合】
反転した三角形を修正
小さい穴を閉じる
全ての穴を閉じる
内容が良く分からない場合、"デフォルト修復"を選択しておいた方が修復項目が多く、無難。
アクションとして以下の項目が使用できるが、【自己交差】では赤枠で囲った項目は「Pro」版などへ アップグレード しないと、使う事が出来ない。
修復後のデータは、元の「STL」形式で保存する事ができる。
保存するファイル名に日本語を交えると、他のソフトで読み込む際に不都合が生じる場合があるので、なるべく使わない方が良いかもしれない。
・・・その3へ続く。
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