木工・木地パーツ・繰上げ天井
【仏壇の木地・繰上げ天井の話】
寺院などで見かける繰上げ天井は、少し高級な仏壇の内部でも見ることができる。
もともと寺院の内陣を主体に再現した仏壇の(最近では少し傾向が変わってきたが)宮殿の天井部分がそれにあたる。
小型から大型まで、産地によって実に様々なタイプの仏壇が存在するが、すべてのパーツが、宗教や古建築に基づき、実に細かな取り決めのもと、携わる木地士によって設計されてきた。
(大型で複雑な構造の仏壇でも、基本的にほぼ同じ構成をとる。)
三十年近く前から書き起こした図面は共通フォーマットとも言えるdxf形式に変換していたため、LightWaveを使用し、数百を超える部品を3D化してきた。
もう少し早くSketchUpの存在を知る事ができていれば、この数倍の作業をこなしていたかもしれない。
実際の読み込み時に表示されるダイアログは英語だが、すべての文字と寸法が必要なため、作業中の図面はスクリーンテキストを「Yes」にして読み込んである。
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FreeDXF v057で過去の図面を読み込み、立体化作業中の様子
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完成後、関連するパーツと組合わせていく。
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作成した碁やエビの構造拡大図。この上に更に細い格子の組子が配置される。
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