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POV-Ray・須弥壇・レンダリグ練習

毎回同じモデルで申し訳無いが、新しいモデルを作るより「POV-Ray」のレンダリグ練習に余念が無い。

須弥壇をレンダリグした結果の中間報告から。
各々の画像をクリックすると拡大サイズの画像が表示される。

環境光だけでレンダリングしたものと、ライトを設定してレンダリングしたものとの差は歴然である。



環境光の調整だけでレンダリングしたもの。
マテリアルや、ライトを配置しない状態だとかなりの陰影ムラがでる。




スポットライト一つを当てて調整したもの。
※スポットライトを配置し、設定したにも関わらず、画像がドス黒く沈んでしまった場合、コーン角度が”0”になっている可能性があるのでチェックする。

下の画像はレンダリング成功例で、もともとが黒塗り。





下の設定画像の内容で、最下段の2つをレンダリングしてみた。
SketchUp内でのライトの設定と距離、配置関係は画像の通り。


個人の好みで、「Radiosity」と「Gamma」値をかなり高めに設定してある。
Gamma」値を高くするとコントラストが強くなり、「Radiosity」値を高くすると、面に個別に設定したカラーが、それぞれの面どうし影響を受け合い、より自然なリアリティが得られる。
表現が悪いが、赤く塗られた壁に光が当たり周囲の壁に反射すると周囲の壁もその色の影響を受ける現象に近い。
Colors」を「Glossy」に設定しているが、オブジェクトの面に直接設定しているため、ここでの設定は反映されていない。


Image Size」を「POV-Ray-like」に設定してあるのはPOV-Rayのエディッタ側でサイズを指定してレンダリングするため。
(下の画像)




SketchUp内でのスポットライトのセッテイング。
右と左の設定を異ならせてある。

左側のスポットライトは「Incandescence」→白熱光で、右側のスポットライトは「halogen」→ハロゲン光の設定



上の設定でレンダリングした須弥壇。
朱と黒を塗り合わせる(東)仕様で、高級品になるとこの上から金具が施され、エビ束に挟まれた範囲に彫刻が入る。





須弥壇の足元に光が当たりすぎて朱が赤くなってしまっている。


SketchUp7と8

覚え書きの動画の中で、時折、画面に違和感を感じられていた方に対し、今更ながらの後書きになってしまうが、これは作業内容によって7と8を使い分けていたからに他ならない。

ちなみに、SketchUp7での「面スタイル」はSketchUp8ではただの「スタイル」に変更されており、ツールバーにも以下の違いが見られる。

 (SketchUp7)

 (SketchUp8)

SketchUp8ではX線モードの横に隠れ線モードのアイコンが一つ増えているのでバージョンを知る一つの手がかりになる。

DXFファイルの読み込みについて
SketchUp8では標準でdwg、dxfファイルをインポートする機能が付いていないため、「FreeDXF」をプラグインして利用しているが、フォルダ名やファイル名に日本語が使えないや、取り込むファイルをディスクトップ上には置けないなどの色々な制約があり、DXFファイルの取り込みについては専らSketchUp7を利用している。
jw_cadで保存したファイルを読み込んだ際に寸法数値が表示されない(個人的?)ようだが、取り込み時にスケール単位を指定する事が出来、支障なく利用できている。

SketchUp7のバージョンについて
現在利用しているSketchUp7のバージョンは以下の通り。

これは、googleからSketchUp7Proがダウンロードできた最後のバージョンだと思われるが、Pro版の試用期限を過ぎてフリー版に変わった時点でAutocadの(dwg、dxf)ファイルのインポート機能が外され、使用できなくなってしまった。

その後、SketchUp7のフリー版化に伴い、これまで通りdwg、dxfをインポート出来るようにするためのシステムが存在する事を知り入手。
現在はそれをインストールして利用している。(この記事の下に添付)


様々なサイトから色々フリーのものが配布されているが、最近ではオプトイン形式に対する問題も存在するため、Vector(ベクター)や、窓の杜以外からの入手は用心している。(安易なインストールを試みて、幾度か痛い目にあった経験がある。)



SketchUp7で残念なのはブーリアン演算のできる「OSCoolean」プラグインが使用出来ない事。


SketchUp8でも「sketchyphysics」との干渉(過去記事に記載)がみられ、使用する際は以下のように「sketchyphysics」を無効にして使用している。


添付ファイル 添付ファイル


SketchUpで最初に必要なもの

記事の後先が逆になってしまったが、SketchUpを覚えるために最初に必要になるものが操作説明書である。

システム・メニューから手繰る「ヘルプ」からでは到底、基本操作を覚える目的を達成できそうにない。

参考になりそうなサイトは数多く見受けられるが、SketchUpの基本メニューに従い、すべての操作を先に覚えた方が後々応用が効き、結果的に効率がよい作業ができるのではないかと思う。
また、目次からリンク先を素早く表示できるのも良い。
(ページ下のタイムスタンプは2007年となっているので、SketchUp8以前の説明書だが、一部機能をおいてほとんどそのまま通用する内容となっている。)

↓ PDFのマニュアルが置いてあったサイト
ug_sketchup_win.pdf

上記のリンクが期限切れの場合、下のリンクから添付ファイルを入手
添付ファイル 添付ファイル


継ぎ手・覚え書き

集成材などで見かける「フィンガージョイント」と呼ばれる継ぎ手構造。
実物は、二十数年前に福岡県大川市の家具工場を見学した時に拝見した。
接合面積をかせげ、強度の出る継ぎ手構造である。
当時の説明によると、家具の木取りが終わった後に出る商品にならない、短い端材を繋ぎあわせ、再利用するために用いられたそうだ。




同じく継ぎ手方法の一つであるスカーフジョイント。
建築で用いる事は無いそうだが、家具についてもあまり見かける事は無い。



きざみ継ぎ
引き出しや箱の工作物でよく見る構造。
三枚組み継ぎを拡張した構造で7枚、またはそれ以上の奇数で加工される。あられ継ぎや、石畳継ぎとも呼ばれる。
蟻組継ぎと比べて直線的でスッキリとしている。

添付ファイル 添付ファイル


正四面体

以前の記事に三角錐や四角錐などの作成方法を書いた事があったが、正三角錐や、正四面体などの検索キーワードが多いため、改めて追加記事を書く事にした。正三角錐の作り方については以前に書いた通りである。

あくまで「sketchUp」で手っ取り早く作図するための個人的手法なので、もっと良い方法を他のサイトでも見つけてほしい。

【正四面体・作図手順】

(1)・・・ポリゴンツールを選択後、3sを入力し、正三角形に変える。
(2)・・・適当なサイズで軸線に添って三角形を描く。
(3)・・・次に「メジャーツール」を選択し、一辺のサイズを測り、目的のサイズに変更する。
(4)・・・描いた三角形の一辺の中点から頂点に向かって垂直に立つように円を描く(軸の色が緑色に変わるまで傾斜させるとうまくいく。更に円の分割数を上げるほど交点の精度があがる。)
(5)・・・Z軸(青軸)と円の交点に三角形の各頂点を結んで完了。

※動画では、一つの頂点からZ軸との交点に線を書いた後、不必要になった円弧を削除している。




※添付データはSketchUp 6で保存
添付ファイル 添付ファイル


木工・銀杏面の作成

家具や、工芸品などに施される面の種類は様々だが、SketchUpでは比較的簡単に作成できる。
下は、よく使われる5ミリサイズの銀杏面である。
SketchUpでの作成時間は一分もかからない。

【手順】
(1)...材料となるボックスを作成。
(2)...木口面に、5ミリ角の面を作るためメジャーツールで加工対象の任意のエッジから5ミリのオフセットをとる。
(3)...木口の角から長方形ツールで正方形を作図。
(4)...中心となる角に3Rの円弧を作図。
(5)...不要になる部分をプルツールで削除。
(6)...加工後、不要になったエッジを消しゴムツールで削除して完成。






【円板の場合】
※円ツールから作成するよりフォローミーツールを利用した方が個人的に作りやすく感じた。



※添付データはSketchUp 6で保存
添付ファイル 添付ファイル


木工・留形相欠継ぎ

正面のみ、外観を整えた留形相欠継ぎ。
純粋な留形と比べて枠の変形やズレが起こりにくい。





※添付データはSketchUp 6で保存
添付ファイル 添付ファイル


木工・矩形3枚組継ぎ

前の矩形相欠継ぎよりねじれに強い3枚組継ぎ。
説明の必要が無いほどよく見かける加工の一つだが、昇降盤やカッターによる機械加工が多い。





※添付データはSketchUp 6で保存
添付ファイル 添付ファイル


木工・木地パーツ・障子框

加工機械の進歩に伴い、独自の構造が作り出され、独自の呼び名も生まれているが、家具の木地構造と仏壇の木地構造は、基本的な部分で違いは少ない。

下は、障子框と呼ばれる部分で、中に紗(シャ)を挟んだ二層の組子がセットされ、高級なものには銀杏面が施される。

留形三枚組継ぎと呼ばれる基本構造仏壇の障子框の組構造
障子組子組子の組構造(相欠き)
障子組子は専用の組子挽き割り機で加工し、厚みが2.2ミリ。
框(かまち)は量産化に伴い、モルダーで長材加工されるようになった。



【留形組継ぎ・メス】




【留形組継ぎ・オス】



※添付データはSketchUp 6で保存
添付ファイル 添付ファイル


円弧端点の伸長

時折、実に単純な作業にもかかわらず操作に悩む事がある。
下の図を見てほしい。

目的とする図形
現在の図形

図のように、円弧の前方に引かれた直線まで途切れた円弧の両端を伸ばしたい場合、現在では「2Dツール」のような便利なプラグインがあるため簡単に実現できてしまうが、まだまだ経験が浅く発想の乏しい初心者としては、「2DToolsプラグイン」に出会うまで、下のような面倒な手順を踏んでいた。

(1)端点を伸ばしたい円弧をグループ化する。
(2)円ツールを選択し、円弧の中心を推定機能を使って探り、円の中心として固定。
(3)円弧のどちらかの端点に吸着させて同じ経の円を作成。
(4)直線からはみ出した余分な円弧を削除し、新しく描いた円弧をグループ化し、非表示にする。
(5)最初にグループ化させておいた円弧を選択し、消去。
(6)直線まで延長した円弧を表示して作業完了。
つまりは元図を上からなぞった書き換えである。

作業手順動画




次に「2D Tools」プラグインを利用して同じ作業をした場合、僅か数工程で済んでしまうのが解る。
巨大な円弧や、いくつかの円弧を接円して出来た楕円状の端点延長などはとても役立つプラグインである。

2D Toolsを使って作業した場合の動画


「2D Tools」プラグイン入手先
[Plugin] 2D Tools
YouTubeによるツールの説明動画


基礎の覚え書き2:四角錐と円錐

【肝はフォローミーツールの使いこなし】
当初、簡単な三角錐や四角錐、円錐などの単純なオブジェクトすら、その作成方法に頭を悩ませる事が多かったが、これまで他で培ってきた手順の既成概念を持たず、思いつくまま試行することで色々見えてくるSketchUP独自の機能もあった。

仮に、四角錐を作る場合を例に、

【例1】
1...長方形ツールで必要なサイズのボックスを描く
2...線ツールで描いたボックスに対角線を引く
3...移動ツールで対角線の頂点(交点)を摘んで必要な高さに持ち上げ、立体化する(この状態では底に面が貼られていない)
4...任意の底辺に一本のエッジを追加し、底の面を貼って完成

※ 出来上がった四角錐の面が反転している場合はさらにオブジェクト全体を選択状態にしておきコンテキストメニューから「面を反転」を選んで処理を完了させる。




※上の実際の作業手順を、左上から右下方向に順に掲載




【フォローミーを使って円錐を作る場合】

様々な手法があるが、円錐を作る単純な例。

【例2】...次に続く


基礎の基礎の覚え書き

SketchUpの使い方は数多くのサイトで紹介されているため、あえて覚え書きの必要がないかもしれないが、自らが覚えるためと、その都度探す手間を省く意味においても、必要最小限、記録する事にした。

シンプルなツール群の中でSketchUpを格段に使いやすくしてくれている、固有の機能が推定エンジンと呼ばれる機能だが、しっかりした基礎と応用を身に付ける前に少しでも楽をしようと数倍の苦労をしてプラグイン探しに陥ってしまっている。


個人的に利用頻度が高い拡張メニュー。複雑な処理以外はほとんどこの範囲で足りてしまう。



【推定エンジンによるヒント表示】

「端点」、「中点」、「交点」、「面上」、「エッジ上」
「緑の軸上」、「赤い軸上」、「青い軸上」、「点から軸上」、「エッジに並行」、「エッジに垂直」
など、マウスでモデル上を動かすと、該当する推定点でヒント表示される。
アイデアと機能が一体化され、操作のコツさえ掴めば効率の良い作業が見込まれる。


SketchUPで作図中、特に便利と感じる機能が数値パラメータの入力の際に、「/」や「*」、「s」などのオペレータとオペランド?を兼用して記述できることで、通常の数値入力と違い、多角形や円の作図時にエッジの分割数を数字の末尾に「s」を付ける事で指定でき、エンティティーの等間隔配置では「/n」(nは数値)を、またn個(回)同じ操作を繰り返すときは「*n」などと指定する事ができ、作業の効率化が図れる。


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