新しい"ファームウェア"に新しいセンサー。
無事にオートレベリングの動作までこぎつけた。
※「Pxmalion Corei3」の新ファームウェアは、サポート上に掲示されてないが、
「HEX」形式でダウンロードできる。
掲示期間の保証は無いが、正しく動作する事を確認した。
サンプルデータを幾つかプリントして気になることがあった。
ヘッドには冷却用のファンが二つ搭載されている。
一つはベンチュリーパイプの冷却用で、もう一つはプリント時のモデル冷却用。
モデル冷却用はオーバーハング形状の積層乱れや、熱溜まりで溶けて造形が乱れるのを防止するのに役立つ。
パイプ冷却用のファンは電源「ON」と同時に回転を始めるが、モデル冷却用のファンはスライサーで設定した時間値に従い、動作を開始する。
最小設定50%、最大設定100%にセットした場合、通常ベッドに接地した一層目から回転する事は無く(反り防止)、ファンが動作する積層値に達した時点で回転を始める。
広い平面と、熱の集中する尖った部分ではファンの強弱が自動で調整さるため、安定したモデル造形が可能となる。
「Pxmalion Corei3」の場合、モデル冷却用はモーターの下に設置されており、ファンの回転が確認しづらい。
サンプルとして添付されてくるモデルデータは、いずれも小型のもので、ファンの有無に関係なく影響を受けにくいサイズだったため、いずれも綺麗にプリントされた。
前置きが長くなったが、いつまで待ってもモデル冷却用のファンが回転しない事に最近気付いた。
マザーボードでは一定経過を待って、通電ランプが点灯するするもののファンは回っていない。
もう、どこまでも構ってほしいみたいなので冗談に付き合うことにした。
ここまでくると笑うしかない状態。
そう言えば長時間のプリントで乱れが生じたハズだ!。
【ファンのシールを剥いで、止め輪を外し分解。 ファンを分解すると、マイナスの黒線が"スルリ"と抜けた!】
【本来はこんな感じ。ステーターの基板にハンダ付けされたリード線のハンダ量があまりに少量だったため外れた可能性がある。】
【前出のトレーと同じもの。 この豪快な反りっぷり! 長時間プリントではウケ狙いか?】
まぁ、次々と勉強と経験を積ませてくれる貴重な3Dプリンターだ!
ファンの修理は無事に済んだが、思った通り静音ファンでは無かった。