加工前のポジション設定についての問題
レーザー購入前のシミュレーションで色々な問題が見えてきた。
3Dプリンターだと印刷前に原点(ホームポジション)を3軸合わすのが当たり前だが、レーザーだと少し状況が異なってくる。
Z軸の設定位置が材料の厚みに依存するため、うかつに"G28"コードを実行するとエライ事になる。
厚みの薄い紙だと問題にはならないが、木材など厚みのある材料を加工する場合、Z軸の降下でヘッドが衝突してしまう。
最初でホームポジションのコードを書き込まないように設定しておけば済む話だが、スタート地点のX位置とY位置をホームポジションに戻す機能が無いと、ヘッドの現在値をホームポジションとしてスタートするため、ど忘れによるオーバーランを引き起こす可能性があり、これも非常に危険!(すでにオーバーランの経験を幾度も積んだ!)
よってスタート時に、X軸とY軸だけはホームに戻す機能が必須となる。
サッサとソースを書き換え、修正版のソースとして添付する事にした。
解凍したファイルをこれまでと同じく
C:\Program Files\Inkscape\share\extensions
またはインストールしたフォルダの、"extensions"ディレクトリに投げ込んで利用してほしい。
"raster2laser_gcode.py"のエンジンは大きく変更されているので、同時に。
「Raster2」のエンジンに追加した項目は2番目の、
"G28 (X,Y ホームポジション)"
一つのみ。
ミミの切り落とし代が必要なときなど、任意の場所から加工を始めたい場合は"ホーミング無し"にセットすれば良い。
添付ファイル
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