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最後に引いてしまった!

フレーム本体の組み立てを終え、少しの掛かりも無いほど微調整。
「X,Y,Z」各軸の動きも実にスムーズ。
水平、垂直のレベルは手持ちのノギスとスコヤーで調整。

ヒートベッドを取り付けたら、硼珪酸ガラスをセットし、フレーム本体の各パーツに配線し「コントローラ」を起動するのみとなった。

・・と、最後のヒート・ベッドをパッケージから取り出すと、ひどい汚れと深い傷。(写真)
直感なのか、六感なのか、この時点でもうイヤな予感しかしない。

どれほど磨いても取れない深い傷と重ね痕。(中古じゃないよね?)


ベッドに取り付けると、どの位置からも3点しかレベルが取れないほど最悪の状態。
硼珪酸ガラスをクリップでセットするとガラスが歪むほどの反り。
平滑度が重要な3Dプリンターでは0.5ミリの反りでも返品レベル。 しかも取り付け穴位置が100✕230の特殊な(メーカーオリジナル)サイズ。
※ レベル調整時に必ずどれかのネジが浮いてしまう。


すっかりやる気が失せ、落ち込んだ精神が癒えるまで放置する事にした。 メイド・インジャパンで無くとも、大きな心で待ち受けていたつもりが最後に撃沈。
(この過程で返品交換する気力も無いが)

お粗末な明日が待つ結果となった。
どこからか、誰かの笑い声が聞こえる。


3Dプリンター製作・途中経過

個人的改造はメーカーの一切の保証を受けられなくなる可能性があるので自己責任で行ってください。
先に、既定のマニュアルに沿ってすべてを組み立て、部品の不足や本体、コントロールボックスに異常が無いことを確認した後、改造する事をお勧めします。

個別の事例だと思いますが、本製品は大小4本ものネジが不足しており、手持ちのネジで代用しました。
(予備で余ることがあっても、キットでのパーツ不足はかなり異常な事態だと言えます。)
フィラメントセンサーも取り付けネジが1本しか入っておらず、ホームセンターで代替品を購入するまでお預け状態となっています。
先に入念なパーツチェックが必要です。



色々不満な点が出てきたので、迷わず変更。
軸がグラグラしても影響ないので、"回転を担保して下さい"と言われても納得出来ない!

車だと、タイヤが多少グラついても暫くは走行出来ます。・・とか、柱が多少グラついても他の柱があるのですぐには倒壊しません。(極端!)に等しい。
・・まぁ、これは冗談。

これだけ摩擦係数の高い部品で、長時間プリントすれば精神疲労の方が先になりそうだ。

ベアリングの内径に合わせてスチールガイドをドリルでオーバーホール。
その後、ガイド無しでも全幅をカバー出来るよう、ベアリングをダブルで取り付ける予定。



スチールベアリングに取り替えると"ガッチリ"固定しても回転に影響しない。(ひとハジキ、数回転の滑らかさ!)
ダブルに取り付ける事でガイドの必要性も無くなる。


テンション側の正面から。ベルト帯域をカバー!


不足が原因で作業が止まってしまうのが不安なタイプ。
自作の際に過剰に購入してデッドストックとなっていたベアリグ群。


どれも同じような、見慣れたフレーム本体。


Xキャリッジの取り付け


Z軸は左右のリードスクリューをタイミングベルトで繋ぎ1モーターで駆動するタイプ。
テンション用のベアリグ歯車はXキャリッジと同じくグラつく程度の取り付けでないと回転しない。
次のバージョンアップで改善してほしい。
金属製のつば付きベアリグに変更。

※ネジを締めると"アイドラー"が回転しなくなるのは両脇に挟むスペーサーの経が大きく、回転本体に触れてしまう事により発生している。




雑用が多いのでまた次に続く・・。


製作開始

プリンターキットの箱を横目に、存在が気になってしょうがない。
ついに重い(痛い)腰を上げることにした。
手の届く範囲で工作開始。

プリントしたパーツリストとマニュアルを念入りにチェック。
すべてのパーツを個別にセットしたパッケージは、部品漏れのチェックが容易なうえ、組み立て作業時の効率化にも貢献する。
上市までの工夫がうかがえる。

ネジ類は分類された袋分ほどのタッパーを用意し("ラッキョウ"と"タクアン"は一時追放!)それぞれに移す。
数は過不足無しのきっちりしか入っておらず、無くさないよう注意が必要だ。 ナット1つの予備も入っていない。
手元が狂って転がしでもしようものなら、そりゃもう・・。

長さ違いの誤用を防止するため、ミニスケールと取り出し用のピンセットを用意。


組み立て前のチェックが終わり、ネジが一本不足している事が判明。
手持ちのネジをカットして代用する事にした。
万一このような事態に直面すると、持ち合わせのない人は焦るかもしれない。



色々"あれ"なところもあるが、パーツ集めの手間や、製作時の苦悩を考えたら買ったほうが断然安い!

X軸のアイドラーはプラのベアリング構造。
指定の取り付け方法では支持が弱く、滑らかに回転しない。
今回は3ミリのワッシャーを取り付け、軸を安定化した。(滑らかな回転を確保すると結構、グラつく)

コーヒーでも飲みつつ、また次回。





プリンター到着するも・・

予定通り届いた3Dプリンターだったが、天候不良の影響を受けてか、首と腰のひどい痛みに見舞われ、撮影のみ。





残念な事に「Firmware」の付属無し。
USBを接続してドライバーを先にインストール。

ボード端子


ヒートベッドがABSに対応していないため、後々改造が必要になりそうだ。



■ 今回「amazon」で購入したプリンター

xmalion CoreI3 3Dプリンター DIY組み立てキット オートレベリング & フィラメント切れ検出機能付

フィラメント端材処理

暮の整理に間に合わなかった、フィラメントの端材処理。

いずれもスプールに巻かれた状態で数メートルの長さしか残ってなく、選択できる活用法がこれしか思いつかなかった。 かれこれ10巻はある。



小物だと結構な数がプリントできる。


まだ残り、緑、赤、黄色、白、オレンジ、青、黒、等々
先が長いな・・。

明日は、妻の提案で購入する事になった、"自作3Dプリンター"と"メーカー製品"との性能比較のための3Dプリンターが届く予定。


3Dプリンター、季節替わりのメンテはネジ締め!

アルミフレームの本体以外、大半がPLAのパーツで構成された3Dプリンターは、定期的なメンテナンスを欠かす事ができない。
使用頻度に関わらず暫く放置したプリンターはネジ部分が必ず緩む。

久しぶりプリントしようと、すべてのネジを増し締めし(結構、緩んでいた)、プリント前の準備は万端。

いざリールを取り出してフィラメントを引っ張ると"ポロポロ"と折れてしまう。 
乾燥剤を入れ、きっちりと密閉保管していたハズだったが、この現象を温度が低いせいと勝手に判断。
ドライヤーでリール全体を暫く温め、再度フィラメントを引き出すと今度は折れずに素直に伸びて、そのままプリンターにセットする事ができた。

ドライヤーで温めながらのプリント作業は思いのほか上手く行った。
最近、「Coffee Break」の日がやたら多いが、見ているだけでも気が抜ける時もある。

SketchUpで作図した「組子」をプリント。


プリント前のネジ締め以外、特に調整や設定変更の必要もなく、問題なくプリントできた。

下の2枚の写真は、厚みの異なる組子を3つ並べただけ





熱暴走では無かった

7月3日に書いた、「失敗しないハズが・・」の中で、プリント中の衝撃音とともに停止した原因を、ケースが変形するほどの温度上昇による熱暴走と決定付けたが、間違いである事が判った。

変更と改造を繰り返すたびに配線類の取り付け、取り外しを頻繁に行い、USB接続端子の根本側がついには疲労による接触不良を引き起すようになったのが原因。
ボードの端子根本でハンダが外れたのか、USBケーブルの根本が切れてしまったのかは特定できていないが、現在でもケーブルを深く差し込んだ状態で軽く触れると激しいチャタリングを起こし、エラー音が機関銃のような音を立て、「COM」ポートが不明になる。
(PCの「デバイスマネージャ」上では残っているが、接続エラーではCOMの存在を否定され、制御不能。
ドライバーの再インストールと、プリンター側のボートリセットで復活する)



ボードの熱上昇は、停止した後にエラー状態のまま各制御部分に電流が流れ続けた事によるもの。
(個人的には破損覚悟で検証したが、危険なので真似はしないように!)
定格の8割まで電圧を落とし、対策を講じたのは正解。
ボードの負荷だけでなく、プリンター動作時や、原点復帰などの制御直後に継続される「コキングトルク」による熱発生量も最小限に抑えられるようになった。


Coffee Break   時短プリント

ムーンウォークなどの面白い動きをするロボット動画を「YouTube」で見かけ、リンクをたどってモデルをGET





製作が一段落ついて、気が抜けた状態なので暇つぶしの時短プリントを決定。
1号機に緑、2号機に白のフィラメントをセット。

積層ピッチは一番荒い0.3ミリ(0.4ミリノズルではこれ以上荒く出来ない)

プリント直後の仕上げなしでも双方がピタリと合わさるので、異なる色のフィラメント同士、精度の問題は無さそうだ。(同一メーカー)
手触りや肉眼ではあまり気にならないが、フラッシュを焚くとリップルや、ノズル痕が良く判る。

【実物の上面のサイズは、62mm×62mm 光の当て加減でリップルが良く判る】


単なる暇つぶしで終えるか、この後の作業を続けるか思案中。


1号機、2号機、すべて終了

去年5月に1号機の製作を開始した3Dプリンターは、途中で追加した2号機ともども今日をもって完成形とした。
大した期待は無かったが、"人並み"が目標。

PLAとABSがプリント出来て、レベリングが自動。
手を伸ばせばいつでもプリント出来る手軽なプリンターにしたかった。
プリント品質の向上を求め、様々な改造を繰り返してきたが、これ以上の期待は見込めそうにない。

ケースが変形するほどの高熱になった事への対策は、脱調を起こさない程度にドライバモジュール(A4988)を調整する事で解決。

これでやっとモデリングに専念できる。
「Firmware」の書き換えが、かなりの行数に達したため、備忘録の必要もある。
今で手を付けておかないと、すべて無かった事になるかも知れない。

今日から独立! 何となく黄色に染まってしまった1号機


「SketchUp」との出会いで、設計から完成まで100%自作という、貴重な体験ができた。


高さ33cm Coffee Break

雷雨で、最悪の天気となった。
プリント中の停電が心配だったが、何とか乗り越えた。(悪天候はまだ継続中)

モデルの仕上げ前に、タワーの上から、セッティグ無しの撮影。

途中、ノズル詰まりが激しくなったためヘッドを丸ごと交換。
仕上がり状態の悪さを「設定」が悪いと決めつけていたが、嘘のように解消した。
今更だが、定期的なメンテナスの必要性を感じた。

■プリンターのベッド上に置き、室内撮影。
撮影時の深度が悪く、上部がボケまくり。

総高さ33センチ


脚部拡大



「赤」プリント中

エッフェル塔の色分けプリント。
ズームアップ写真。
タワートップのサイズは、1cmより少し大きい。




疑わしいパーツを取り付けてみた。

前に、Backlash対策として疑義をさしはさんだパーツを2号機に取り付けてみた。

Zホップの設定をしていないため効果のほどは判らないが、違う側面で効果があった。
これについては機会があれば書く事に。

パーツを取り付けプリント開始。


現在、ロング・ブリッジ 挑戦中!
無事に通過してほしい。 勿論、現物は見せられない!



原因判明

台風の直撃は免れたものの、昨夜からネット回線が不通に。
一夜明けてもインターネットへの接続が復旧しておらず、やむなくNTTに連絡。

昼前に担当者から連絡が入り、ADSLの機器(局舎)が故障しているため、修理が終わるまで代替機で対応するとの事。

代替だろうが、大体だろうが、ネットさえ利用できれば問題は無い。
ネットの情報無しでは手も足も出ない無知さも露呈。

プリンターに於いては、先日の熱暴走の原因が判明しつつある。

2号機で作業を継続しようと、同一パーツ、同一フィラメント、同一設定でプリントを開始後、2時間過ぎたあたりから、ゴツン、ゴツンと、またしてもエクストルーダからノッキング音が発生i
過負荷により、ドライバーのヒートシンクが手で触れないほど高熱になっている。

やむなく緊急停止。
・・・そういえば、以前にも同じ事があった。
よく見ると、同じメーカーの同じ色!

幸い、1号機のベンチュリーパイプが詰まる事は無かったが、2号機はヘッドを分解してベンチュリーパイプをドリルでさらわなければならないほど上まで詰まっている。

修理後、先ほど失敗した同じパーツを勇気を持って再プリント。
今度は、これまで安定的に使用してきたフィラメントに交換してのプリントだったので、これまでの事が無い事になってしまった。

節約もほどほどにしなければ予期せぬ失敗を招く。
"安かろう悪かろう!"の地雷を踏んでしまった。


失敗しないハズが・・・

改造も終わり、カラーボックスの上で、手軽に失敗の無いプリントが可能な理想の1号プリンターになるハズだった。

今日は朝からクーラーかけるも室温31度越え。
プリントが順調に進み、2時間を過ぎたあたりで軽い衝撃音が発生!

非常停止をかけようとするが、コントロールが効かず操作不能に陥る。
ソフトを再起動するとプリンターのCOMポートが消滅している。

ノズルがモデルと一体化する事を覚悟で仕方なく電源を引き抜き、再度ドライバーをインストールしてソフトを再起動。
ホットエンドのヒーターだけスイッチを入れ、モデルと切り離した後ノズルを原点に戻した。

プリンターのボードがケースを変形させるほどの高熱になっていたので、どうやら熱暴走のようだ。

"失敗の無いプリント!"などと、高を括った考えに、鼻をへし折られたかたちとなった。

ただ、プリンター側の熱暴走でもPCのCOMポートが消滅してしまうという謎が残った。(・・といっても今はやる気ナシ!)

結論
どれほど対策を講じても、失敗するときはする。
熱を持つ機械から目を離してはいけないという教訓も"おまけ"で付けてもらった。
意味深だが、明日から謙虚な考えで日々をおくる事にする。


暇つぶしの検証 「Cura」と「CuraEngine」

「Cura」と「RepetierHost」の、スライサー比較

「Cura」と「CuraEngine」が同じものだと思っていたので検証。
同一条件のもと、仕上がりを比較してみた。


温度、吐出量、積層ピッチ、シェル厚み、インフィルと輪郭の重なり、プリント速度、インフィル密度・・等々、見えるすべての設定を同じにして仕上がりを比較してみた。
プリントのノズル痕が全く同じなので、同一のエンジンと思われるが、同じ条件にも関わらず「Cura15.0.4」では僅かにリップルが発生。
バージョンの違いによるものか?

右上が「Cura」

6ミリのステンレスシャフトを通す穴に於いては、どちらも"きつきつ"の状態で通すことができた。
プリント精度に差異は無かった。
精度に影響無い程度のリップル痕は、美観上の問題でしかない。


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