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3Dプリンター、季節替わりのメンテはネジ締め!

アルミフレームの本体以外、大半がPLAのパーツで構成された3Dプリンターは、定期的なメンテナンスを欠かす事ができない。
使用頻度に関わらず暫く放置したプリンターはネジ部分が必ず緩む。

久しぶりプリントしようと、すべてのネジを増し締めし(結構、緩んでいた)、プリント前の準備は万端。

いざリールを取り出してフィラメントを引っ張ると"ポロポロ"と折れてしまう。 
乾燥剤を入れ、きっちりと密閉保管していたハズだったが、この現象を温度が低いせいと勝手に判断。
ドライヤーでリール全体を暫く温め、再度フィラメントを引き出すと今度は折れずに素直に伸びて、そのままプリンターにセットする事ができた。

ドライヤーで温めながらのプリント作業は思いのほか上手く行った。
最近、「Coffee Break」の日がやたら多いが、見ているだけでも気が抜ける時もある。

SketchUpで作図した「組子」をプリント。


プリント前のネジ締め以外、特に調整や設定変更の必要もなく、問題なくプリントできた。

下の2枚の写真は、厚みの異なる組子を3つ並べただけ





熱暴走では無かった

7月3日に書いた、「失敗しないハズが・・」の中で、プリント中の衝撃音とともに停止した原因を、ケースが変形するほどの温度上昇による熱暴走と決定付けたが、間違いである事が判った。

変更と改造を繰り返すたびに配線類の取り付け、取り外しを頻繁に行い、USB接続端子の根本側がついには疲労による接触不良を引き起すようになったのが原因。
ボードの端子根本でハンダが外れたのか、USBケーブルの根本が切れてしまったのかは特定できていないが、現在でもケーブルを深く差し込んだ状態で軽く触れると激しいチャタリングを起こし、エラー音が機関銃のような音を立て、「COM」ポートが不明になる。
(PCの「デバイスマネージャ」上では残っているが、接続エラーではCOMの存在を否定され、制御不能。
ドライバーの再インストールと、プリンター側のボートリセットで復活する)



ボードの熱上昇は、停止した後にエラー状態のまま各制御部分に電流が流れ続けた事によるもの。
(個人的には破損覚悟で検証したが、危険なので真似はしないように!)
定格の8割まで電圧を落とし、対策を講じたのは正解。
ボードの負荷だけでなく、プリンター動作時や、原点復帰などの制御直後に継続される「コキングトルク」による熱発生量も最小限に抑えられるようになった。


Coffee Break   時短プリント

ムーンウォークなどの面白い動きをするロボット動画を「YouTube」で見かけ、リンクをたどってモデルをGET





製作が一段落ついて、気が抜けた状態なので暇つぶしの時短プリントを決定。
1号機に緑、2号機に白のフィラメントをセット。

積層ピッチは一番荒い0.3ミリ(0.4ミリノズルではこれ以上荒く出来ない)

プリント直後の仕上げなしでも双方がピタリと合わさるので、異なる色のフィラメント同士、精度の問題は無さそうだ。(同一メーカー)
手触りや肉眼ではあまり気にならないが、フラッシュを焚くとリップルや、ノズル痕が良く判る。

【実物の上面のサイズは、62mm×62mm 光の当て加減でリップルが良く判る】


単なる暇つぶしで終えるか、この後の作業を続けるか思案中。


1号機、2号機、すべて終了

去年5月に1号機の製作を開始した3Dプリンターは、途中で追加した2号機ともども今日をもって完成形とした。
大した期待は無かったが、"人並み"が目標。

PLAとABSがプリント出来て、レベリングが自動。
手を伸ばせばいつでもプリント出来る手軽なプリンターにしたかった。
プリント品質の向上を求め、様々な改造を繰り返してきたが、これ以上の期待は見込めそうにない。

ケースが変形するほどの高熱になった事への対策は、脱調を起こさない程度にドライバモジュール(A4988)を調整する事で解決。

これでやっとモデリングに専念できる。
「Firmware」の書き換えが、かなりの行数に達したため、備忘録の必要もある。
今で手を付けておかないと、すべて無かった事になるかも知れない。

今日から独立! 何となく黄色に染まってしまった1号機


「SketchUp」との出会いで、設計から完成まで100%自作という、貴重な体験ができた。


高さ33cm Coffee Break

雷雨で、最悪の天気となった。
プリント中の停電が心配だったが、何とか乗り越えた。(悪天候はまだ継続中)

モデルの仕上げ前に、タワーの上から、セッティグ無しの撮影。

途中、ノズル詰まりが激しくなったためヘッドを丸ごと交換。
仕上がり状態の悪さを「設定」が悪いと決めつけていたが、嘘のように解消した。
今更だが、定期的なメンテナスの必要性を感じた。

■プリンターのベッド上に置き、室内撮影。
撮影時の深度が悪く、上部がボケまくり。

総高さ33センチ


脚部拡大



「赤」プリント中

エッフェル塔の色分けプリント。
ズームアップ写真。
タワートップのサイズは、1cmより少し大きい。




疑わしいパーツを取り付けてみた。

前に、Backlash対策として疑義をさしはさんだパーツを2号機に取り付けてみた。

Zホップの設定をしていないため効果のほどは判らないが、違う側面で効果があった。
これについては機会があれば書く事に。

パーツを取り付けプリント開始。


現在、ロング・ブリッジ 挑戦中!
無事に通過してほしい。 勿論、現物は見せられない!



原因判明

台風の直撃は免れたものの、昨夜からネット回線が不通に。
一夜明けてもインターネットへの接続が復旧しておらず、やむなくNTTに連絡。

昼前に担当者から連絡が入り、ADSLの機器(局舎)が故障しているため、修理が終わるまで代替機で対応するとの事。

代替だろうが、大体だろうが、ネットさえ利用できれば問題は無い。
ネットの情報無しでは手も足も出ない無知さも露呈。

プリンターに於いては、先日の熱暴走の原因が判明しつつある。

2号機で作業を継続しようと、同一パーツ、同一フィラメント、同一設定でプリントを開始後、2時間過ぎたあたりから、ゴツン、ゴツンと、またしてもエクストルーダからノッキング音が発生i
過負荷により、ドライバーのヒートシンクが手で触れないほど高熱になっている。

やむなく緊急停止。
・・・そういえば、以前にも同じ事があった。
よく見ると、同じメーカーの同じ色!

幸い、1号機のベンチュリーパイプが詰まる事は無かったが、2号機はヘッドを分解してベンチュリーパイプをドリルでさらわなければならないほど上まで詰まっている。

修理後、先ほど失敗した同じパーツを勇気を持って再プリント。
今度は、これまで安定的に使用してきたフィラメントに交換してのプリントだったので、これまでの事が無い事になってしまった。

節約もほどほどにしなければ予期せぬ失敗を招く。
"安かろう悪かろう!"の地雷を踏んでしまった。


失敗しないハズが・・・

改造も終わり、カラーボックスの上で、手軽に失敗の無いプリントが可能な理想の1号プリンターになるハズだった。

今日は朝からクーラーかけるも室温31度越え。
プリントが順調に進み、2時間を過ぎたあたりで軽い衝撃音が発生!

非常停止をかけようとするが、コントロールが効かず操作不能に陥る。
ソフトを再起動するとプリンターのCOMポートが消滅している。

ノズルがモデルと一体化する事を覚悟で仕方なく電源を引き抜き、再度ドライバーをインストールしてソフトを再起動。
ホットエンドのヒーターだけスイッチを入れ、モデルと切り離した後ノズルを原点に戻した。

プリンターのボードがケースを変形させるほどの高熱になっていたので、どうやら熱暴走のようだ。

"失敗の無いプリント!"などと、高を括った考えに、鼻をへし折られたかたちとなった。

ただ、プリンター側の熱暴走でもPCのCOMポートが消滅してしまうという謎が残った。(・・といっても今はやる気ナシ!)

結論
どれほど対策を講じても、失敗するときはする。
熱を持つ機械から目を離してはいけないという教訓も"おまけ"で付けてもらった。
意味深だが、明日から謙虚な考えで日々をおくる事にする。


暇つぶしの検証 「Cura」と「CuraEngine」

「Cura」と「RepetierHost」の、スライサー比較

「Cura」と「CuraEngine」が同じものだと思っていたので検証。
同一条件のもと、仕上がりを比較してみた。


温度、吐出量、積層ピッチ、シェル厚み、インフィルと輪郭の重なり、プリント速度、インフィル密度・・等々、見えるすべての設定を同じにして仕上がりを比較してみた。
プリントのノズル痕が全く同じなので、同一のエンジンと思われるが、同じ条件にも関わらず「Cura15.0.4」では僅かにリップルが発生。
バージョンの違いによるものか?

右上が「Cura」

6ミリのステンレスシャフトを通す穴に於いては、どちらも"きつきつ"の状態で通すことができた。
プリント精度に差異は無かった。
精度に影響無い程度のリップル痕は、美観上の問題でしかない。


文句無し

「Thingiverse」のTree stump houseから。

1号機、やっとプリント失敗から開放される。
狭いカラーボックスの上で稼働させているが(少しはみ出す)印刷時の音は殆どしないので(ファンの音と、Travel時だけ)睡眠の邪魔にはならない。


プラットフォームシートに下図の、「3M」のものを使用しているが、食付きが強いのでベッドが冷めるまで待たなければならないのが難点。
温度が下がると収縮差により勝手に剥がれる。



詰めの甘かったガントリー上部のパーツをやり直せば1号機の改造は全て終了する。


オートベッドレベリング、一気に!

結局、夕方から一気に「Firmware」を書き換えて、ヒートベッド付き、オートベッドレベリングが完成。(やっと人並み)

測定点の微調整を終え、後はベッドにプラットフォームシートを貼り付け、ノズルの高さ調整を終えればプリントの準備が完了する。




少し覗いてみた

またも誤解を招きそうなタイトルだが、止まったままの3Dプリンター。

もう自作する年齢では無いらしい。
脱力したまま何もせず一日を過ごす訳にはいかないので、Amazonで販売している「HICTOP Reprap Prusa i3 3D プリンターキット(3dp-08bk)」のFirmwareを覗いてみた。
今後、自作したくないときの自作機候補である。

Prusaと言えば、お墨付きの性能と安定性を誇るプリンターで知られ、不足は無い。
また、ある不足は無い不足にすれば良いだけの話。(ややこしいが!)

■ Amazonへのリンク


驚いた事一点目。
自作機と同じFirmware「Merlin 1.1.0 xx」だった。

驚いたこと二点目。
日本語に対応していた。(Firmwareが同じなので当然)
僅か1行を書き換えるだけ!

その他、
オートレベルなど、僅かな時間で追加設定できる。
※下は、オートベッドレベリングに変更した場合、
G29実行時の、"F12000" は、用心深いビビリ屋にとってさすがに怖い気がする。(Motorに充分なトルクがあるので大丈夫?)

Firmware内の、参照コード
"G1 Z10 F12000\nG1 X15 Y330\nG1 Z0.5\nG1 Z10"

これだともう作っている場合ではない。
楽して早く目的に結びつけた方が良い。


非接触センサー配線

前回のプローブ取り付けで難儀したため、今回は家に余っていた蛇の目基板を利用して、配線。

※下の回路は、手持ちセンサーの実測値に基づき調整したもので(5V動作)、絶対に真似をしないように!





電源を入れて、ドライバーをセンサーに近づけ動作確認。
検出距離は5ミリ程度なので、充分な感度。



動作に一歩近づいた。
(現段階でFirmware進捗ゼロ)


ちょっと疑わしいが・・?? 「BACKLASH」対策動画

YouTubeで紹介されていた「Prusa i3 3D Printer」のバックラッシュに関する動画。



3Dプリンターでプリントした後の「バックラッシュ」によって引き起こされたリップル痕は気になるところだが、Z軸にアダプター形式で装着するタイプのものに、動画で解説するほどの効果を期待できるかは疑問。

むしろ移動距離が大きく極端な正転と逆転を繰り返すX軸やY軸の方が深刻のように思える。

個人的に所持するプリンターでの比較になるが、小さいモデル専用の1号機と、その倍近くのプリントエリアを持つ2号機に於いてはリップル痕の差が顕著に現れる。
特にヒートベッドなどを搭載するY軸方向では、耐熱ガラスや厚みのあるアルミ板を用いる場合が多く、重量に比例した慣性の法則に大きく左右されてしまう。

・・などと疑問を呈しつつ、Z軸のバックラッシュ対策パーツを真面目に"SketchUp"してみた。(笑)



※ モデルはバックラッシュ対策一体型で、上下ダブルナットの間に7ミリ直径のスプリングを挟んで利用する想定。

ベルト駆動タイプのY軸対策では、「Firmware」による、「MAX_ACCELERATION」の設定値で調整した方が効果的かもしれない。
添付ファイル 添付ファイル


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