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3Dプリンター idbox! テストプリント2

モデルのテーマが悪かったか、5時間もかけてプリントした浄財箱のサポートが完全に接着して離れなくなった。

経鏧台のサポートは時間をかけて除去。



メンテに必要な工具も徐々にわかってきた。

ホットエンドの、ノズルのクリーニング用に、綿棒。
サポート除去用に、ニッパー、プライヤー、精密金属加工用のヤスリ、ピンセット、彫刻刀一式、ノズル取り外し用に小型のモンキーと、小型の十字レンチ、カッターナイフ、自作の治具、精密ドライバー、・・・等々。

ノズルのクリーニング用にワイヤーブラシなどが勧められているが、周囲を傷つけないか気になる。
個人的な方法になるが、ホットエンドを200度前後に保ち、日本製の柄のしっかりした綿棒などでこするとノズルに溶着したフィラメントが綺麗に取れる。




3Dプリンター idbox! テストプリント

イメージではもっと簡単なハズだったのだが。
”論より証拠!!”

プリンターに暫く触りたくないほど失敗を繰り返し、何とか形になったモデル。

【プリンターの線より細い倍率でも感じだけは出ている!】

幅9センチ弱の須弥壇、格狭間、組子が一本の線より細い尺度の障子組子、何の関係もない、フリーのオブジェクト(積み上げプリントのテスト用)、迷路

【すべての部品を一つのSTL構造に。】


【失敗覚悟のサポート無しプリント(テストなので、天板を支える部分だけ)】


【迷路をプリントする様子。倍速】


少しの希望は見えた。


3Dプリンター idbox! いざ実践!

少しの予備知識と、自分に都合の良いイメージトレーニングを積み重ね、いざ!実践。

プリント対象は、「DELFTship」で作成した以下の二つのモデル。



【Repetier-idbox】の操作
●ソフトを起動し、プリンタ接続のアイコンをクリックして、各軸の制御を確認。
●プリントするモデルを予め「STL」形式に変換しておき、穴あきや面にエラーが無いかをチェック。
●ファイルを3Dビューに読み込み、「アドバンス」モードに切り替え。
●「スライサ」のタブを開き、「Slic3r」の設定を先日セットした内容に設定。
●「Slic3rでスライス」ボタンをクリックしてスライス開始。
●スライスが完了したら、"ジョブ実行"ボタンをクリックしてプリント開始!。

印刷が開始されるとすべての軸がホームポジションにリセットされ、その後「Z軸」がゆっくりと-15mmまで上昇。
ホットエンドが規定の温度に達するまで待機状態となり、設定温度に達した時点で再び「Z軸」が原点まで上昇しプリントが開始された。

後はコーヒーを飲みながら1時間程度待てば、 "イメージ通り" のモデルが完成するハズ・・・だった。

印刷結果は以下の写真の通り。

【グラスの柄と心が同時に折れた瞬間の画像】

※モデルの形状が、設計した形状と異なるのはプリント中に "非常停止" ボタンを押したため。

まぁ、初めての印刷につき、多少の予測はしていたが、「その通り!」
楽観的なイメージに、楽観的な結果で返してきた。


3Dプリンター idbox! 使用するソフトの準備

idboxの利用に先駆け、公式サポートページで提供しているソフトをインストール。
http://deagostini.jp/site/mtp/pretop/download/index.html

【サポートページから】
Idboxドライバー

『idbox!』をパソコンについないで使用するには、『idbox!』に接続するのに必要な「idbox! ドライバー」と、『idbox!』に印刷(出力)の命令を出すための「Repetier-idbox」の2つのソフトが必要です。idbox! ドライバー、Repetier-idboxの順にダウンロードして、インストールしましょう(Macはドライバー不要です)。

[対応OS]

・Windows 8.1/8/7
※ いずれも32ビット版/64ビット版の日本語版
※Windows RT はサポートしていません

[ハードウェア環境]

・CPU: Intel Pentium 4 または AMD Athlon デュアルコア3.0GHz以上のCPU
・メモリ:2GB以上(4GB推奨)
・ディスプレイ: 1024×768 True Color(1600×1050 以上推奨)



Repetier-idbox

[対応OS]

・Windows 8.1/8/7
※ いずれも32ビット版/64ビット版の日本語版
※Microsoft .NET Framework 4以上を搭載
※ Windows 10でも動作しますが、検証対象外です
※Windows RT はサポートしていません

・Mac OS X 10.8.5以上
※ 対応OSは7以上が書かれているが、XP(SP3)でも問題なくインストールできるようである。

【Repetier-idboxの起動画面】
スライスソフトは「Slic3r」のみ。





簡単設定と、アドバンスモードの二通りが選択できるが、「Slic3r」をアドバンスモードで利用する場合は、以下の設定で試してみることにした。(PLAでの個人的な参考値)











【温度はPLAでの設定】




「Raft」(浮台)や、「Support(支え)」、「brim(定着を良くするためや、反り防止のための”つば”)」などは、モデルの状態や、形状に合わせて設定を変更しながら調整する必要がある。


3Dプリンター idbox! その1

友人が定期購読していた、”DeAGOSTINI”の週刊 マイ3Dプリンター。
仕事の関係で44号以降が放置されていたものを引き継ぎ、完成までこぎつける事ができた。

【エクストルーダー側から(スプールホルダーを外した状態)】


【衝突により傷のついたカップリング(緑の丸印)】


【idboxのマイコン・制御ボード】


ドライバーとソフトをインストールし、初回起動でリミッターの不具合により”リードスクリュー”のナットと”カップリング”が激しく衝突するという、印刷前の幸先の悪さ!

その後10号まで遡り、長期間に渡る調整の末、どうにか”Repetier-Host”で制御可能となった。
これから先が楽しみ・・いや、不安である。


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