SketchUp:CofGravityプラグイン(重心と関連特性ツール)
以前、facebook、 「Pad研究室」さんの解説記事で知ることのできた、重心を求めるプラグイン。
https://sketchucation.com/plugin/769-cofg
ソース内に記述された説明文(ChatGPT翻訳)は以下の通り。
このプラグインは、3D形状の重心(C of G)およびその他の特性を計算します。
1つの「グループ」または「グループのグループ」[*あるいは「コンポーネントインスタンス」] を選択してください。
これが「形状(Shape)」になります。
[Plugins] サブメニューの『C of G...』から『Find C of G(重心を求める)』を実行します。
※不適切な選択をするとエラーメッセージが表示されます。
次に、形状の「密度」とその単位を入力します。
使用可能な単位は以下の通りです:
●kg/m3
●tonnes/m3
●g/cm3
●tons/yd3
●lbs/ft3
デフォルトは 1000(kg/m3)で、これは水の密度です。
たとえば「砂岩」の場合は「2323, kg/m3」と入力します。
入力された密度と単位はそのモデル内で記憶され、以降は変更されるまでそのまま使用されます。
また、形状の「ID」も入力します(任意)。デフォルトでは、選択された形状の「名前」が使われます(例:「Beam3」)。
任意で他の名前に変更することも可能です。
名前のないグループの場合は、デフォルト名は「Group」になります。
コンポーネントで、インスタンスに名前が付いている場合は、定義名とインスタンス名が組み合わされます(例:「Beam3:Granite」)。
形状の処理が始まります(処理には少し時間がかかることがありますので、しばらくお待ちください)。
処理が完了すると、指定したIDの名前が付けられたオーバーレイ要素が追加されます。
その要素には、説明も自動で追加されます。
この要素には、形状の「ID」「体積」「密度」「重量」が表示されます。
さらに、「重心(C of G)」と「6つの軸方向の吊り下げポイント(Suspension Points、SP)」も示されます。
※重心(C of G)は形状の内部に配置されることが多いため、「X線モード」での表示を推奨します。
将来的に「合成(Composite)」処理に使用する予定がある場合は、C of G要素の内容を編集しないでください。
暗算できる程度の単純な3Dモデルをいくつか作成し、重心を求めてみた。
(デフォルト値のままなので、水の比重で算出される)
SPの表示は、吊り下げポイント
H鋼だとどうなる?
ネット上の、 H鋼の規格表から、サンプルで描く図面規格を決定。(下図)
SketchUpで表示される、CofGravityのメニュー項目(オリジナルは英語のみ)
設定値入力ダイアログ
2枚のH鋼サンプル図面から、重量、体積、重心を求めた結果。
プラグインの操作は、シングルクリック、ダブルクリック、トリプルクリックで編集モードが切り替わるため、多少のコツが必要。..が、すぐ慣れる。
英語より日本語を好まれるかたのために、個人的日本語バージョン(CofGravity_jp.rbz)を添付しておきます。
個人的な環境において、 オリジナルも、日本語版も、SketchUp8では正しく動作しませんでした!
互換性: v8 以前、v2013、v2014、v2015、v2016、v2017、v2018、v2019、v2020、v2021/22、v2023、v2024、v2025
と、記載されていますが、未確認。
 添付ファイル
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