Pc-Trace

<< 2025年3月 >>
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31






Pc-Trace
PC-Trace

< next 最新の記事 prev >

休みなしのフル稼働

休みなし・・と言っても人ではなくプリンターの事。

修理・交換用に注文した「ホットエンド」の到着を待たず、自力で修理した後は24時間休みなしのフル稼働。
スマホ・スタンド、ケースにキーホルダー、3Dプリンターのパーツにetc・・。

酷使されたビルドタックはツルツル状態で傷だらけとなった。
プリント待ちのパーツが山積しており、ただひたすら働き続けている。
当分止まることはなさそうだ。




フィラメントの詰まり

ひょんな事からノズルを詰まらせてしまい、無知が故の処理が更に最悪の事態を招いてしまった。

【経緯】
ノズルの初期の締め付けが甘かったため、プリント時の熱で付け根やヒートブロックとステンレスバレルとの結合部分から溶けたフィラメントが漏れだし、緊急停止。

その後、ヘッドが冷えるまで待ち、中でカチカチに固まったフィラメントを取り出そうとホットエンドを分解。

バレルやノズルをガスコンロで炙り、用意した別のフィラメントで上から突っつく!

後押しのフィラメントがバレル内で膨張して抜けなくなる前にサッと引き抜く。
!・・と、これがあっさり上手く行き、詰まったフィラメントも抜き去る事に成功。
早速、ヘッドを組み立て直し、良い兆を感じつつプリント再開。
何事も無かったかのようにプリントが始まった。

・・ところが、数時間過ぎた頃から再びエクストルーダーから"コンコン"と異音が聞こえはじめ、再度ノズルが詰まる事に。

後々分かった事だが、コンロでスロートを炙った際、中の遮熱用のPTFEまで溶かして取り去ってしまった事が原因だった。

今日、代替品となるステンレスバレルが到着したが、中のPTFEだけ抜き取り(長さ26mmが同じだったため)、元のバレル内に収めて、これまで通りの印刷を再開する事ができた。

備えあれば憂いなし。
フィラメントをフィラメントで突っつくなどの荒業を使わなくて済むよう、クリーニングの終わった衣服を受け取る際に付いてくる針金のハンガーで目詰りクリーニング用のパージを作ることにした。
直径が2ミリで、丁度都合の良い太さ。
おまけに簡単には折れ曲がらない鋼でもう少し早く気づいていれば難儀しなくて済んだ。


【ハンガーを切ってノズルクリーニング用のパージを自作】

ハンガーの材質はそこそこの重さに耐えるよう、かなりの強度があり、バレルに差し込むのには丁度良い太さ。
白い半透明のチューブはスロート内部に挿入されている遮熱用のPTFE


自作プリンターでプリンター自作?
【レーザー加工機か、再度大きめの3Dプリンターになるか?、大人のおもちゃ箱(大きなダンボール一杯の別箱有り)】

三点支持のベアリング・テーブルは滑りも良く、精度を要求されるプリンターに持ってこいの機構・・かも。


自作3Dプリンター レイアウト図

今回、設計したプリンターの、主要パーツ・レイアウト図。
図面は、すべてのパーツをセットしている訳では無いが、(水平レベルを保つための支持材など。)、ステッピングモーター「NEMA17」を使用することを前提に設計し、プリントして完成させた。

一作目から、すでに20個余りのパーツをプリントしたが、スタート時に吐出される僅かな塊を巻き込ませないよう、注意さえすれば、その後の調整無しで全て順調にプリントされている。
まだ二日目なので、今後の状況を監視中。

【超Simpleプリンター!。おおよそのパーツのレイアウト図】


【背面から】


【背面(エクストルーダーを付けた図)】


時間のかかるモデルは就寝時に枕元でプリントしているが、音が優しいので睡眠の障害にはなっていない。
(単に疲れきって気づかないだけかもしれない。)


3Dプリンター サポート無しプリント

初回のプリントが上手くいくと更に難易度を上げてプリントしたくなるのが人情というもの。

次はサポート無しの、ペラペラに薄い羽根と糸のように細い尻尾のドラゴンプリントに挑戦。



【プリント中のドラゴン】



3Dプリンター テスト稼働(空・プリント)

キャリブレーション調整後の長時間稼働テスト。(動画は切り出した一部)
エクストルーダーの吐出レートの計算と設定が終わり、コネクターを購入した後、結線する予定なので実際のプリントはもうしばらく先になりそうだ。

途中、動作を停止して、X軸が"ガクガク"に移動しているのはマウスによる10ミリステップの動作をテストしているため。



3Dプリンター 完成間近

むき出しの状態だが、一部の配線と、パーツを取り付ければほぼ完成の状態となった。
ドライ運転のテストでは正確な数値で振る舞う事が確認されている。
ただ、写真では分かりにくいが、30センチ未満と、かなり小型の部類に入るため、140(x)×120(Y)×130(Z)程度の大きさまでしかプリント出来ない。
場所さえ確保できれば自作の特権で、短時間で、いつでも好きなサイズに拡張できる。(ノコ引きはきついが・・。)
ガントリー部分の取り外しに一分とかからない設計。
無から、素人のチャレンジでもひと月ちょっとで3Dプリンターの設計と製作ができる事を実証できた。

【正面】


【背面】


【側面(ストロークが短すぎ!あと10センチ前へ伸ばせば良かった。)】


【側面2・MK8のセット待ち】


【X軸と、ヘッドの拡大】


今後はテストプリントと調整に時間を割かれる事になりそうだ。


3Dプリンター 作業経過11 (ヘッドマウント)

ヘッドヒーターを「E3D v6」を購入した事によって、専用のマウント部分を製作しなければならくなり、ネットで検索したが、何処にも見つけられず、諦めて自作する事に。
強く締める事を考慮し、このパーツもインフィル100%でプリント。

【設計とモデリング】


【プリントしたモデルにヘッドを取り付け(横)】


【プリントしたモデルにヘッドを取り付け(上)】


【【プリントしたモデルにヘッドを取り付け(後ろ)】


【プリンターに取り付。想像以上にガッチリ締まった。】


【クローズアップ】


※ 添付した図面の使用については自己責任で。
添付ファイル 添付ファイル


3Dプリンター Y軸・アイドラー参考図

実際に作成したY軸用のモーターマウンターとアイドラー(2020系のアルミフレーム用に設計)
アイドラーに、テンション調整機能を付けた方が作業しやすい結果となった。(ベルト張りで思いの外手こずる)
今回は先を急いで調整無しの機構。

【SketchUp図面】


※作成した図面をそのままプリント(強度を重視してインフィル100%)して利用したが、ここに添付した図面についての保証は一切無し。
添付ファイル 添付ファイル


3Dプリンター 作業経過9 (テーブル)

いよいよ完成に向けての最後のパーツが届いた。
!?・・・。

配達完了のメッセージがあるも、まさかの欠品。
この間は破損品が到着したが、どうもお隣との関係がしっくりこない。
どうやら入れ忘れたらしいが、破損や無事に送られて来ない事も織り込み済みなので、近いうちに違う店で再購入をしなければならない。
(複数のパーツを同時注文する際、注意が必要な事も分かった。)

と、言う事で、今回の作業はテーブルの作成。
前に設計したアルミLアングルを使った案はあっさり”ボツ!”。
アクリルはこれまで何回もカットした経験があるが、正確に綺麗に切るのが至難の業であることは分かっている。

とりあえず、サイズは友人のidboxと合わせる事にした。(138x190)
(プリント出来るようになったら、ビルドタックを使わせてもらおうと言う、せこい魂胆。それほど造形物の貼り付きが良い。)

自作の良いところは、好きにサイズを設定出来る上、いつでも拡張や変更が可能なところである。(次に作るときはレーザー加工機を意識して、少し大き目を作りたい。)

【パーツ到着!。 喜んだのもつかの間。】


【先に本体に取り付けて滑りを確認したスライド部分】


【カットするのは「アクリル」と、15x15のアルミチャンネル】


【ベアリングに被せるアルミのカット。手切りだが、まだまだ体は軽い!】


【ビルドタックに合わせて切った2枚のアクリル。(およそ 138x190)
間にキャリブレーション調整用のスプリングを入れて完成】


次につづく・・。


3Dプリンター 作業経過10 (テーブル2)

前回のテーブル作成からの続き。

【横から見たテーブル】


【Yベルト・モーター側】


【Yベルト・アイドラー側】


【テーブルを本体に取り付けた様子】



3Dプリンター Y軸・ドライ運転テスト

ヘッドは取り付けて無いが、一足先にリミッター、テーブルの動きを確認するためドライ運転を決行。

カメラでの動作音が拾い難く、周囲の騒音だけが大きくなるため、音の録音は無し。(前回の動画は音を4倍に増幅して記録した)



動きも音も滑らかなので、ギヤを再購入し、エクストルーダーが完成したら実際にプリントして確かめてみたい。



3Dプリンター Z軸の調整

Z軸の昇降値がなかなか合わない理由が判明した。
スライド棒の直径と同じ、6ミリの寸切ボルトと勘違いして計算していたためだった

実際に使用した寸切ボルトは5ミリのもので、ファームウェア「Merlin」の「Configuration.h」の "default settings" を以下に変更することで無事に解決した。

// default settings

#define DEFAULT_AXIS_STEPS_PER_UNIT {80,80,3200/0.8,146}
#define DEFAULT_MAX_FEEDRATE {200, 200, 2, 90/40}
#define DEFAULT_MAX_ACCELERATION {9000/3,9000/3,100,10000/2}

#define DEFAULT_ACCELERATION 500
#define DEFAULT_RETRACT_ACCELERATION 1000



3Dプリンター 作業経過8 動く事の証明

これまでの製作で「プリンター」が動くことを検証。
ダミーのプーリーを取り付けたまま、X軸を1ミリステップで動かして計測。
今のところ正確に滑らかに動いている。(スケールで参照)
Y軸はまだ現在も構造を検討中。
Z軸は昇降値が約1/2になっているため、「プログラム」か「RAMPS 1.4」のジャンパーピンの配置設定を変更する必要がある。




3Dプリンター 作業経過7 (リミッター)

リミッターを光学式にするか、メカニカルなマイクロスイッチにするか悩んだ結果、ふと40年も前にキーボードを製作する目的で購入した「OMRON」のマイクロスイッチがある事を思い出した。
ATOMオリジナルのリミッター取り付け構造では、先にスライド用の棒に通して使用するため、後々の加工や変更がし難しく、両側から挟んでネジで止める"分離式"に変更してプリント。

リミッターを取り付けるついでに、先日届いた"タイミングベルト"を、"ボツ"にした20歯プーリーをテンション用ダミーとして、モーターにセット。・・これがギヤの歯に隙間なくピッタリとフィット。
・・もしかして行けるかも知れない期待感が一気に高まり、プーリー補助候補に昇格。
金属製のプーリーが届くまでこのまま利用する事にした。

【40年近く前、実家のある小倉駅近くにあった無線パーツを取り扱う店で購入したSW。
外観が、時代を感じさせるほど褪色している】


【リミッター取り付け構造の変更過程】


【少しキツ目の設定にしたため、特別な止めネジは不要】


【プリンター本体に取り付けた様子】


【部分拡大(削りカスに、バリ残り!・・荒丸出し。)】


リミッターの接続はX,Y,Zとも、「Min」側。

【修理を終え、ゴミ箱から復活したLCDコントローラと、
2560基板へのリミッター端子の取り付け位置(光学式では無いので、基板端子の+側は使わない)】


【予想に反してベルトとの相性が良かった”ボツ・プーリー”
回転もズレが無く滑らかなので、精度させ確保できればこのまま採用も?】


【今日現在までの全体像。
誤色・・いや、五色のカラーが入り交じるとパンクかロックか国旗か・・】



3Dプリンター 作業経過6 (エンドキャップ)

毎日少しずつパーツを製作。

本日はフレームの外観を左右するエンドキャップの作成。
「2020」のアルミフレームは数種類のタイプがあり、断面形状の似ているモデルをネット上からダウンロードしてプリントするも、まったく合わずにアウト!

アルミフレームは「モノタロウ」で購入したものだが、断面形状を直接ノギスで計測して図面化し、差し込み代のギャップを調整。

少しキツ目の設計だが、噛み付きが良くなかなかの出来栄えだと自画自賛。

【実測値に基いて差し込み代を設計】


【プリント直後。貼り付いて取れないので、直接フレームを差し込んで取り外した。】


【エンド拡大。色々なカラーで作成すると雰囲気を変えられて良いかも】

添付ファイル 添付ファイル


< next prev >