Pc-Trace

<< 2024年10月 >>
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31






Pc-Trace
PC-Trace

< next 最新の記事 prev >

MarlinFirmware(マーリン・ファームウェア)備忘録

先日、LCDコントローラの動作を確認するため、本体の完成を待たずに「Mega2560」ボードのファームウェアを先行インストールした。
そろそろリンクの整理をしないと同じサイトを探しまわる羽目に。

ファームウェア:MarlinFirmware
https://github.com/MarlinFirmware/Marlin/releases

先日書き忘れてしまったが、購入したLCDを動作させる場合、「U8glib」のLibraryを読み込んだ後、下記のスクリプトを検索し、コメントアウトを外して機能させる必要がある。

「Arduino IDE」を起動し、下記のスクリプトが書かれている行を検索し、コメントアウトを外す。

// #define REPRAP_DISCOUNT_FULL_GRAPHIC_SMART_CONTROLLER

   ↓

#define REPRAP_DISCOUNT_FULL_GRAPHIC_SMART_CONTROLLER

その他の動作(ビープ音の変更や、コントロールの変更など)は読み込んだ「U8glib」の「Pins.h」を書き換えることで行う。

U8glib:
https://github.com/olikraus/u8glib
https://bintray.com/olikraus/u8glib/Arduino

※壊れたLCDを前に、気分に任せて"ゴミ箱行き"とは言ったものの、時間のゆとりが出来ると少し反省。

ルーペやハンダゴテ、その他の道具は一通り揃っているので、間を見て修理を試みる予定。

3Dプリンターに関してはド素人にも関わらず、デザインや機能に関する好みが製作中にコロコロ変わり、その都度「SketchUp」でモデリングしてプリント。

変更したパーツがゴミの山と化している。


ローテク加工2

まさかの破損品到着!

「Amazon」から格安(Ch製)で購入した「LCDコントローラ」が到着した。
汚れて潰れた梱包に一抹の不安を抱くも"ズバリ"的中。
接続前によくよく端子を見るとご覧の通り。
黒い破片が梱包材に絡まっていたが、”使えさえすれば・・・”の期待はもろくも崩れ去ってしまった。

初期画面は起動せず、ボードに接続して、LCDのコントロールを可能にする「U8glib」のファームウェアを書き込むも、応答する事は無かった。
修理やクレームに無駄な時間を割かれる訳にもいかず、当日そのまま"ゴミ箱"行きに。(リスクは最初で了承済み)

【コントローラとしては画面サイズの大きいディスプレイ】
ディスプレイに貼ってある保護シールが新品とは思えないほど汚い!


【端子接続前の写真】


【完全に破損している】




【気を取り直してフレームのローテク加工開始!】
※手で抑えただけではアルミの表面が"ツルツル"しているため滑りやすい。
台となる板に予め両面テープを貼ってすべり止めにすると、断然加工しやすくなる。(写真をよく見ると写っていいる。)
今回は丸棒と異なり、直角な断面と、正確な寸法を確保する必要があったため金ノコでは無く窯業用の"サイディングソー"の刃を使用した。


気を取り直して、プリンターのフレーム加工を始めるも、"アルミ”の切断を舐めてかかったためヒドイ返り討ちにあってしまった。
今日一日の作業はこれで終わり。
湯のみ持てないし・・。


NEMA17用にパーツを変更

3Dプリンターの製作を無計画に始めたため、購入した部品のサイズが異なり、作り変えを余儀なくされたパーツ。

NEMA14用のものは取り付け位置が狭いため、NEMA17用に設計を変更。
X軸、Y軸のモーターをマウントするパーツ。
狭い空間に配置するため、ギリギリ端子やナットが当たらないように変更。
リニアの取り付け位置のセンターが狂わないよう注意も必要。
強度を心配して、インフィル100%でプリント。



実は仮組みをする前に2作失敗。
ベアリングを交換してから、見事なほど精度が向上した。


WOW!  これでも有り?

もう言葉に出来ないほど 親近感が湧く動画。

何と、リニアの固定をグルーガンで!。
ベニヤ + 板 + MDF + 端材?(失礼!) + グルーガン + 結束バンド + ..etc = 3Dプリンター。

よく見ると「ヒートエンド」の固定に水道のホースバンドを利用している。

一度挫けた人も、これから始める人も、高価な材料にビビっている人も・・・。



要は"見てくれ"や、"高価な材料"では無いって事!
徹底した倹約ぶりに脱帽。

下衆の勘ぐりだが、2万もかかってないような??

また少しやる気が出てきた。



idbox 復活

idboxのベアリング交換と調整が終了し、製作してみたい「エクストルーダー」をプリント。

【"大阪魂"と言う、気合の入った?ベアリングに交換】




【現実的な積層としては一番荒い「0.3ミリ」でもこの精度。】

ネジ穴が真円に近く、立ち上がりからズレていない。
改めて精度の重要性を感じる。

製作対象モデルの参考写真
http://www.bernis-simple-bowden-extruder.com/bernis-simple-bowden-extruder-motor/
Link:
Super Bernis simple MK8 bowden extruder
http://www.thingiverse.com/thing:1055201



Bill of material DATA
02 - screw M3x10mm
01 - screw M3x06mm
01 - screw M3x25mm
01 - screw M4x15mm
01 - MK8 screw driver
01 - Pneumatic tube 4mm push in fitting M6
01 - Stepper Motor Nema17
01 - Bearing 624ZZ (4 - 13 - 5 mm)
01 - Spring Height 20mm, Inner diameter 5 mm, outside diameter 7.5 and 1.2mm diameter string



ステッピングモーター接続

RAMPS 1.4基板へモーターを接続。
ドライバモジュールの実装は5個だが、接続は配線状態を把握しやすくするため1個外して撮影。

特に説明の必要もないほど分かりやすいピン配置だが、端子間のスペースが狭いため足を一本外したり、差し違えないよう注意がいる。

残った端子には軸のリミッターや、ヒーター、サーミスタなどを接続する。



このままではPCから信号を送っても動作しないため、「ファームウェア」をインストールしなければならない。

候補は「Sprinter-master」か、「Marlin」のいずれかを考えているが、「Marlin」には"RC"と"stable"があり何がどう違うのか現時点で分かっていない。

「ファームウェア」の書き換えソフト(「Arduino IDE」)は以下の「Arduino」の公式サイトからダウンロード。
現在のバージョンは「ARDUINO 1.6.8」となっている。
https://www.arduino.cc/en/Main/Software

ファームウェアは、

MarlinFirmware:
https://github.com/MarlinFirmware/Marlin/releases

Sprinter:
https://github.com/kliment/Sprinter


コントローラの組み立て

「idbox」のベアリングが到着するまでコントローラの組み立て。
・・と言っても特にすることは無く、ただ「mega 2560」のボードに「RAMPS1.4コントローラ」と「ドライバモジュール」重ねていくだけ。(3段重ね)

【RAMPS1.4コントローラ基板】


【ドライバモジュールにヒートシンクを貼り付け、3段重ね完了。】

ドライバモジュールは反転しても差し込めるため、向きを間違えないよう注意が必要。

【12vの直流安定化電源(無負荷)】


※電源の購入はちょっと失敗で、写真のものは10Aと容量が少なく、今後20Aに変更する予定。(来月かな?)

普段、アナログテスターを使用する事の方が多いが、今回は正確な数値を把握するためデジタルを使用。

プラス・マイナスの極性をハッキリ区別させるため、カラーケーブルを利用した方が安心だが、手持ちが無かったためマイナス側に黒テープを貼り付け応急処置。
端子は4ミリ用のものを圧着。



ここまでの作業でも一時間かからないため、プリンターの構想を練って暇を潰す事に。


「Arduino」ボード到着 ドライバーのインストールから

一週間ほど前に注文していた「Arduino」のボード「Mega2560 Rev3」 が届いた。

【USBケーブルを接続して通電確認】


【クリスタルのクロック16M】




「Arduino」の公式サイトからドライバーをダウンロードしてインストール。
https://www.arduino.cc/en/Main/Software

【無事にボードが認識されて、「COM4」に割り当てられた】


「NEMA17」タイプのステッピング・モーターが到着したらドライバー基板を組んで動作テストをする予定。


ローテク加工の開始

「idbox」が故障している間、少しづつ加工を開始。

自ら踏み込んだ領域なので文句は言えないが、超がつくほど"ローテク"な切断作業で腕がパンパンになってしまった。
(6φとは言え、ステンレス4本のカットで金ノコの刃は"ツルツル"。)

今日の加工は以下の二種類のみ。

●直径6ミリのステンレス・スクリューネジを165ミリの長さで4本カット。
●リニア用のスライドバー(ステンレス)を270ミリの長さで2本カット。

【グラインダーで焼き色が入るのを嫌い、手作業でカット。】

4本のカットが終了した時点で刃の交換。
フローリング材の切れ端を二枚合わせてバーの固定と定規代わりに使用。

【165ミリ4本のカットが終了。手が・・・。】

カットが終了したスクリューネジは、「キッチン・クレンザー」をたっぷりかけて真鍮製のワイヤーブラシでゴシゴシ研磨。
酸化膜で真っ黒になったステンレスが5分程度でピカピカになった。

【リニアを270ミリで2本カットし、足の仮組み】

ボルトやワッシャーが不足しているため、バーは差し込んであるだけ。


ネジ穴に残ったサポート材は、ドリルが深く入り込まないよう、リミット位置にテープで目印を付けておくと安心。



雰囲気作り

自作の雰囲気を出すため、これまでプリントしたパーツを少しだけ仮組み。
エクストルーダーや、ホットエンドのテーブルなどそれらしい感じが出てきた。

【ホームセンターで購入した長尺物のステンレスバー】

酸化膜で真っ黒。
研磨に時間がかかりそう。

【プリントしたパーツを仮組み】


製作した”エクストルーダー”はシンプルで製作しやすい、以下のモデルを使用。
http://www.thingiverse.com/thing:275593
ベアリングの規格は "608ZZ"

先はまだまだ長い。


弱り目に祟り目 + 泣きっ面に蜂!

プリントを開始して間もなく始まった”脱調”の原因が掴めず、ひと月余りが過ぎてしまった。
どれほど調整しても、長時間のプリントでは必ず起こる脱調。

ネットに溢れる諸先輩方の様々なアドバイスをもとに、いくら分解、調整しても必ずY軸だけが動かなくなる。

これほど重なる不運を経験する事もそう滅多にある事では無い。(無くて良い!・・けど。)

【長時間稼働で起こる脱調】

短時間の、小型のモデルだと何とか・・。

【時折効かなくなるリミッターの、ハンダの剥離】

半田を付け直して解決。

【ついに見つけた脱調の親玉】

固く動かないベルトを強引に指で押すと、ベアリングのシール材が”ポロリ”。
偏芯して回転する”ガントリー”部分の、ベアリングの中をルーペで覗くと玉が少ないような感じがするが・・???

大量生産する工業製品にこんな事が起こるのは考えにくいが、”Made in Ch” のベアリングで無いことを祈るばかりである。

フランジ付きの小型ベアリングは”モノタロウ”などで同じ型のものを入手出来るため、近いうち交換する予定。


3Dプリンター、気がつけば・・

失敗を繰り返し、気がつけばこんな数に。
順調な時は良いが、ビルドタックの貼り付きが悪い日は朝から晩まで一つもプリント出来ない日がある。

精度の悪いパーツは複数プリントするため、一式揃った段階で整理しなければならない。
仕上げのバリ取りにどれほど時間が裂かれるか気になる。




3Dプリンター、プリント予定のパーツ

現在、「DeAGOSTINI」のテスト・プリントも兼ねて、製作の対象とした3Dプリンター「RepRap atm」の全パーツ群。
組み立てキットしても販売されており、以下で全容を見ることができる。
http://genkei.thebase.in/

【※SketchUpのデータは最下段の添付ファイル】


「RepRap Community Japan」
https://sites.google.com/site/reprapcommunityjapan/atom
添付ファイル 添付ファイル


CuraEngine と Slic3r による仕上がりの違い

ほぼ同じ条件下のもとでプリントした「3Dプリンター」のパーツ。
ネジ締め時の強度が必要になるため、充填密度はどちらもほぼ100%でプリント。
微妙な仕上がりの違いはあるが、プリント時間の早さと仕上がりの滑らかさ(手触り)で、個人的には「CuraEngine」に軍配があがる。

設定などの経験不足もあり、「Sric3r」でプリントした方のギヤの表面が剥離寸前になってしまっている。

【スライサーによる仕上がりの違い】


ついに長い戦いが幕を開けた?


3Dプリンター 越えてはいけない一線のような・・

目的では無い領域に引きずり込まれそうで必死な抵抗が続いている。

友人から拝借している3Dプリンターもいずれ返却しなければならない。
全容も分からず必要性すら見い出せていない現状にも関わらず、オープンソースの「RepRap」や、「Arduino」に関する情報がネット上に山のように溢れており、もはや3DプリンターはDIYの領域にあるような錯覚すら覚える。

なるべく無駄な時間は割きたくないが、買うか自作するか、いずれ選択する日が来るのは間違いない。








コントロールボードの必要な回路図はすべて公開されており、"作れ!"と言わんばかり。

体の”モゾモゾ”が止まらず、気持ちの悪い毎日が続いている。


< next prev >